岩尾内湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 01:18 UTC 版)
北海道の大ダム(総貯水容量順)順位ダム水系河川総貯水容量(単位:m3)人造湖名事業者完成年1 夕張シューパロダム 石狩川 夕張川 427,000,000 シューパロ湖 国土交通省 2015年 2 雨竜第一ダム 石狩川 雨竜川 244,653,000 朱鞠内湖 北海道電力 1943年 3 高見ダム 静内川 静内川 229,000,000 高見湖 北海道 1983年 4 糠平ダム 十勝川 音更川 193,900,000 糠平湖 電源開発 1956年 5 金山ダム 石狩川 空知川 150,450,000 かなやま湖 国土交通省 1967年 6 新冠ダム 新冠川 新冠川 145,000,000 新冠湖 北海道電力 1974年 7 十勝ダム 十勝川 十勝川 112,000,000 東大雪湖 国土交通省 1984年 8 滝里ダム 石狩川 空知川 108,000,000 滝里湖 国土交通省 1999年 9 岩尾内ダム 天塩川 天塩川 107,700,000 岩尾内湖 国土交通省 1970年 10 忠別ダム 石狩川 忠別川 93,000,000 忠別湖 国土交通省 2006年 岩尾内ダム建設によって誕生した岩尾内湖は、北海道でも屈指の規模を有する。総貯水容量1億770万立方メートルは道内では9番目の大人造湖である。周囲はミズナラ、トドマツやシラカンバなど自然豊かであり、環境省や北海道のレッドデータブックにも掲載される動植物が少なからず生息・繁茂する。また湖には5種11科の魚類の生息が確認されており、ワカサギ、ヤマメ、アメマス、ニジマス、ブラウントラウトなどのほか、エゾウグイやハナカジカといった希少種も生息する。このため釣りも盛んではあるが、入漁する際には湖畔にある岩尾内湖白樺キャンプ場で200円を払う。またボートによる釣りも可能だが湖に入るゲートは土曜日・日曜日にしか開放されない。釣りのほか、カヌーやキャンプなどでも多く利用されている。2009年(平成21年)に国土交通省が実施したダム湖利用実態調査では、岩尾内ダム・岩尾内湖の年間利用者数は延べ2万4,448名であり、野外活動、散策、釣りの順で利用者が多い。 岩尾内ダム、岩尾内湖へは車の場合札幌市・旭川市方面からは道央自動車道を旭川方面へ向かい、士別剣淵インターチェンジ下車後国道40号経由で北海道道61号士別滝の上線に入り、直進する。札幌・千歳空港からは約3時間40分、旭川からは約1時間40分、士別からは約35分である。旭川からでは北海道道101号下川愛別線を北上するルートもある。公共交通機関の場合はJR北海道宗谷本線士別駅が最寄りである。
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