新冠湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 14:02 UTC 版)
ダムによって形成された人造湖・新冠湖は奥多摩湖(小河内ダム・多摩川)に匹敵する面積を持つ大人造湖であり、北海道内でも屈指の規模を持つ。湖周辺は原生林で覆われ、静寂な雰囲気を漂わせる。湖畔東岸には新冠湖キャンプ場がある。また新冠湖は釣りのスポットでもあり、ヤマメやアメマスのほか体長1メートルにも及ぶ巨大なブラウントラウトが釣りあがるという。このため大物を狙う釣り客が訪れるが、ダム・湖周辺はヒグマが多く出没する地域であるため十分な注意が必要である。ちなみに北海道では1990年代以降ヒグマによる人的被害が増加している。ダム本体には立ち入ることが出来るが発電所は立入禁止である。 新冠ダム・新冠湖へは公共交通機関ではJR日高本線・新冠駅が最寄駅であるが、ダムまで行く公共交通機関は存在しないので車で行くことになる。国道235号を新冠泥火山付近で左折し直進、北海道道71号平取静内線に入って平取町方面へ進み、途中新冠川を渡る橋の手前で道道を離れ林道に入り直進、あとはひたすら北上する。途中岩清水ダムと下新冠ダムを通過し、新冠ダムへと至る。新冠駅からは車で約1時間40分程度である。ただし林道は途中から礫の大きいダート道となり、幅員も離合が比較的困難な道路となる。普通乗用車でも通行は可能だが、絶えず激しい振動に襲われながらの運転になるため四輪駆動車の方が適当である。また荒天時には通行止めになる危険性があり注意。 なお新冠ダムより奥新冠ダム方面は途中でゲートが設けられ施錠されており、通行には北海道電力の事前許可が必要となる。
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