新出「日乾模本」
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平成22年に、立正大学の日蓮教学研究所の編纂により、『本満寺宝物目録』が出版されたが、そこにカラーグラビアとして身延21代日乾の模本が初めて公開された。この模本は文字の雰囲気までもが写されている。日乾は『身延山久遠寺御霊宝記録』(昭和定本日蓮聖人遺文3巻2745頁)を残すなど、身延山蔵の日蓮大聖人御真蹟の整理・伝承に力を入れたことで知られており、さらに模本制作にも長けていた。かつて身延山には日蓮大聖人御真蹟の『立正安国論』が存在していた。日乾の『霊宝記録』にも「御正文二十紙、題号を合して四百一行」と記録されている。日乾が身延の旧蔵本を模写したとされる本満寺蔵の『立正安国論』は、文字割りまでも20紙401行に書されている。
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