新出文献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 10:20 UTC 版)
1906年、フランスのポール・ペリオ、イギリスのオーレル・スタインらの探検隊が、敦煌の千仏洞から敦煌文献の一つとして鄭玄注『論語』の写本の一部を発見した。これは南北朝時代から唐代の写本である。また、1969年にはトルファン地域のアスターナ地区で、再び鄭玄注『論語』が発見された。これは唐の景龍4年(710年)に卜天寿という少年によって書写された本である。 1973年、河北省定州市の前漢の中山懐王劉脩の墓から、『論語』の一部が書かれた竹簡が発見された。劉脩は紀元前55年に没したため、これより以前のものであることが分かる。この竹簡に記された『論語』の内容は、現行本との間に異同は多いが、内容は類似しており、現行本の祖本の一つであると考えられる。 1990年代の初頭、朝鮮民主主義人民共和国の平壌市郊外の旧楽浪郡の領域にある貞柏洞364号墳から、『論語』の一部が書かれた竹簡が発見された。この出来事は、2009年頃から国際的に知られるようになった。この墓には紀元前45年の戸籍簿が副葬されており、前漢の頃には『論語』が辺境地域にまで伝播していたことが明らかになった。 2016年、江西省南昌市にある遺跡海昏侯墓(中国語版)(前漢の劉賀の墓)から、漢代当時の『斉論語』と推定される竹簡の断片(『論語』知道篇)が出土した。 2020年、注釈書の一つ『論語義疏』について、6~7世紀初めに中国で書かれたとみられる最古級の写本が日本で見つかった。
※この「新出文献」の解説は、「論語」の解説の一部です。
「新出文献」を含む「論語」の記事については、「論語」の概要を参照ください。
新出文献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 07:42 UTC 版)
1970年代に出土した定州漢墓竹簡『儒家者言』や双古堆漢簡木牘に、『孔子家語』と重なる内容が発見されたことから、王粛偽作説の見直しが行われるようになった。
※この「新出文献」の解説は、「孔子家語」の解説の一部です。
「新出文献」を含む「孔子家語」の記事については、「孔子家語」の概要を参照ください。
- 新出文献のページへのリンク