尾張徳川家の人々とその家臣
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「八代将軍吉宗」の記事における「尾張徳川家の人々とその家臣」の解説
徳川宗春(とくがわ むねはる) (松平通春→徳川宗春) 演:中井貴一 第七代尾張藩主。三代藩主・綱誠の十九男。吉宗の質素倹約制度に真っ向から異を唱え、奢侈贅沢を奨励した吉宗最大のライバル。しかし放蕩がたたって尾張藩の財政破綻を導いた責により蟄居謹慎を申し付けられる。 徳川光友(とくがわ みつとも) 演:根上淳 第二代尾張藩主。我が子・綱誠の将軍擁立を目指し光貞に対抗するが、早くに綱誠を亡くし、痴呆も進み、失意の中死去する。吉通・継友・宗春の祖父。 千代姫(ちよひめ) 演:中村メイコ 光友の正室で綱吉の異母姉でもある。気が強く夫を尻に敷いているため、綱吉も思わず光友をねぎらってしまう。甲高い声が特徴。 徳川綱誠(とくがわ つななり) 演:中山仁 光友の長男で第三代尾張藩主。美丈夫で綱教の将軍後継争いのライバルとして将来を期待されるが、草苺に食当たりし、志半ばで死去する。吉通・継友・宗春の父。 宣楊院 演:八千草薫 綱誠の側室で宗春の生母。宗春とは正反対の性格の、慎み深い女性。 本寿院(ほんじゅいん) 演:五月みどり 綱誠の側室で吉通の生母。若い家臣と逢瀬を重ねる稀代の悪女。尾張藩の藩政にいちいち口を挟み、家臣達から疎まれる。 徳川吉通(とくがわ よしみち) 演:堤真一(少年期:高橋政洋) 第四代尾張藩主。綱誠の九男。聡明な藩主だったが、将軍継承騒動で翻弄された上、母・本寿院にも振り回され、深酒がたたり、突如吐血して変死する。側近たちには厄介者扱いされていた模様。 徳川五郎太(とくがわ ごろうた) 演:伊藤公紀 第五代尾張藩主。吉通の変死に伴い跡を継ぐが、夭折。 徳川継友(とくがわ つぐとも) 演:羽賀研二 第六代尾張藩主で綱誠の十一男。吉宗と将軍継嗣を争うが敗北。以後は逸る宗春を制しつつ、吉宗に従順な姿勢を見せる。病没する直前、宗春を養子に迎えた。 徳川宗勝(とくがわ むねかつ) 演:新藤栄作 宗春の従兄弟。宗春の蟄居謹慎をもって八代藩主に就任。 成瀬正親(なるせ まさちか) 演:武内亨 尾張藩附家老。 成瀬隼人正(なるせ はやとのかみ) 演:寺田農(青年期:藤真秀) 正親の子。宗春の忠実な附家老。吉宗に尾張藩乗っ取りの動きがあるのを知って懸命に奔走、ピンチを救う。 竹腰正武(たけのこし まさたけ) 演:誠直也(青年期:占野しげる) 隼人正とともに宗春の附家老として従順に振舞う。 星野織部(ほしの おりべ) 演:石橋保 早くから宗春に忠実に仕えてきた家臣。宗春を思う余り、竹腰、成瀬の附家老に口答えすることも。 石河章長(いしこ あきなが) 演:戸沢佑介 尾張藩家老。宗春の附家老竹腰正武、幕臣石河政朝の父。 水野彌次太夫(みずの やじだゆう) 演:嶋崎伸夫 尾張藩江戸城付。 松平義行(まつだいら よしゆき) 演:村松克巳 綱誠の弟。吉通の後見人。 奥田主馬(おくだ しゅめ) 演:妹尾洸 吉通の側近。本寿院の寵愛を受け取り立てられるが奥女中に刺され落命する。 春日野(かすがの) 演:吉川十和子(少女時代:伊牟田麻矢) 吉原の路上で花売り行商をしていた身よりのない少女。松平通春(後の徳川宗春)が拾い、馴染みの女郎屋に預けて吉原一の花魁に成長させた。源氏名「小式部」を名乗っていたが、宗春の諱をもらい「春日野」と改名。後、宗春に身請けされて側室に。
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