小田町 (豊田市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 小田町 (豊田市)の意味・解説 

小田町 (豊田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/17 14:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
日本 > 愛知県 > 豊田市 > 小田町
小田町
小田町の位置
小田町
小田町の位置
北緯35度13分8.7秒 東経137度20分53.2秒 / 北緯35.219083度 東経137.348111度 / 35.219083; 137.348111
日本
都道府県 愛知県
市町村 豊田市
地区 旭地区
町名制定 2005年平成17年)4月1日
面積
[1]
 • 合計 0.7km2
人口
2019年(令和元年)7月1日現在)[1]
 • 合計 18人
 • 密度 26/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
444-2821[2]
市外局番 0565(豊田MA[3]
ナンバープレート 豊田

小田町(こだちょう)は、愛知県豊田市の地名。

地理

豊田市の北東部にあり、旭地区(旧東加茂郡旭町の町域にほぼ相当する)に属する。北東で小渡町、東で杉本町、西で大坪町、北西で有間町と隣接する。町域内に豊田市道杉本有間線が走り、人家は市道に沿う形で点在している。 産業は農林業が中心である[4]。また、兼業農家が多数を占める[5]

歴史

沿革

  • 江戸期には現在の町域の南東部が菊田(きくた)村[6]として、現在の町域の北西部が有間村の小田と呼ばれる地域として、それぞれ三河国加茂郡に所属していた[7][8]
  • 現在の小田町のうち、足ノ入(あしのいり)、下栗(しもぐり)、山神(やまがみ)、南洞(みなみぼら)、月平(つきだいら)、寺坂(てらざか)、墓ノ入(はかのいり)、東畑(ひがしばた)の8字が旧菊田村の地域に該当し、境沢(さかいのさわ)、小田(こだ)、宮ノ前(みやのまえ)、ハサマ、扇田(おおぎだ)の5字が小田地区に該当する[9]
  • 菊田村については、寛永期の『三河国村々高附』においては「兼田」、天保期の郷帳においては「菊田」と表記されている[10]
  • 1635年寛永12年)当時- 菊田村、有間村共に栗原藩領であった。
  • 1639年(寛永16年)- 前年(寛永15年)に栗原藩が廃絶したのを受けて、菊田村は一部が旗本大給松平氏の知行地となり他は幕府領になったとされる[7]。また有間村ではこの後しばらく領主の交代が激しく行われることになる[6]
  • 1681年天和元年)- 菊田村では一部が旗本本多忠周知行地となり、大給松平氏との相給地となる[7]。有間村も本多忠周の知行地となる[6]
  • 1878年明治11年)- 郡区町村編制法施行により、加茂郡が東加茂郡と西加茂郡に分割される。それに伴い、菊田村、有間村共に所属が加茂郡から東加茂郡に変更される[7][8]
  • 1889年(明治22年)10月1日- 市制町村制施行により、菊田村、有間村、東加塩村、押井村、万根村、榊野村、杉本村、笹戸村、市平村、池島村、東萩平村、大坪村が合併して東加茂郡野見村が誕生する[7][8]
  • 1899年(明治32年)- 旧菊田村の地域が杉本に編入される[7]
  • 1906年(明治39年)5月1日- 野見村、生駒村、介木村、築羽村が合併して旭村が誕生する[11]
  • 1912年(明治45年)- 旧菊田村の地域が有間に編入される[8]
  • 1949年昭和24年)- 有間から旧菊田村の地域と小田地区が分離し、この両地が合併して大字小田が新設される。[8]
  • 1967年(昭和42年)4月1日- 旭村が町制を施行し旭町になる。これに伴い、住所表示が旭町大字小田に変更される[4]
  • 2005年平成17年)4月1日- 旭町の豊田市への編入に伴い、住所表示が豊田市小田町に変更される。

世帯数と人口

2019年(令和元年)7月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。なお、世帯数は、ごくわずかな為、秘匿とする。

町丁 世帯数 人口
小田町 - 18人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移

2005年(平成17年) 19人 [12]
2010年(平成22年) 23人 [13]
2015年(平成27年) 21人 [14]

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[15]

番・番地等 小学校 中学校
全域 豊田市立敷島小学校 豊田市立旭中学校

寺社

  • 白鳥社
1820年文政3年)の菊田村古絵図によれば、旧菊田村内には、八幡社山神社が2社、そして法徳寺が存在していたという[6]

その他

日本郵便

  • 郵便番号 : 444-2821[2](集配局:旭郵便局[16])。

脚注

[ヘルプ]
出典
  1. ^ a b c 豊田市の人口 2019年7月1日現在人口 詳細データ - 町別面積・人口・世帯数” (日本語). 豊田市 (2019年7月11日). 2019年7月15日閲覧。
  2. ^ a b 小田町の郵便番号”. 日本郵便. 2019年7月15日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 558.
  5. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 2000.
  6. ^ a b c d 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 931.
  7. ^ a b c d e f 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 464.
  8. ^ a b c d e 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 126.
  9. ^ 『豊田加茂の地名』:70ページ
  10. ^ 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 1174.
  11. ^ 『豊田加茂7市町村の合併の記録』:21ページ
  12. ^ 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (日本語). 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年3月23日閲覧。
  13. ^ 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (日本語). 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年3月23日閲覧。
  14. ^ 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (日本語). 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年3月23日閲覧。
  15. ^ 2019年度豊田市立小中学校区一覧表 (PDF)”. 豊田市 (2019年6月26日). 2019年7月15日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 2018年度版 (PDF)” (日本語). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。

参考文献

  • 角川日本地名大辞典 23 愛知県』「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1989年3月8日(日本語)。ISBN 4-04-001230-5
  • 『日本歴史地名体系第23巻 愛知県の地名』有限会社平凡社地方資料センター、平凡社、1981年(日本語)。 ISBN 4-582-49023-9
  • 『豊田加茂7市町村の合併の記録』、豊田市、2005年。
  • 深津重貞 「豊田加茂の地名」、1991年。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小田町 (豊田市)」の関連用語

小田町 (豊田市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小田町 (豊田市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小田町 (豊田市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS