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小浜松次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 04:58 UTC 版)

小浜 松次郎(こはま まつじろう[1]1868年4月7日〈慶応4年3月15日[2]〉 - 1946年昭和21年〉9月24日[3])は、日本の内務警察官僚。官選青森県知事小倉市長、初代函館市長。

経歴

薩摩国姶良郡加治木[2](現鹿児島県姶良市)で小浜有照の二男として生まれる[4]

第二高等学校を首席で卒業。1897年7月、東京帝国大学法科大学を卒業。内務省に入省し内務属となり警保局に配属。1898年1月、警視庁警部兼警視属に発令。1900年11月、文官高等試験行政科試験に合格した[2][5]

1901年7月、警視庁警視小松川警察署長に就任。以後、検疫事務支署長、宮崎県警部長宮崎県事務官第四部長、石川県事務官・第四部長、警視庁警視・第二部長、同第一部長、同警務部長などを歴任[2]

1914年4月、青森県知事に就任。県振興計画策定のため県産業調査会を創設した。1917年1月に休職となる[1][2]1918年7月22日、依願免本官となり退官し[6]、同日小倉市長に就任し1921年1月12日まで在任[2]1923年7月3日に初代の函館市長に就任。上水道拡張工事に着手し、1924年8月7日に辞任した[7]

著作

  • 『警察行政要義』三書楼、1907年。

脚注

  1. ^ a b 『新編日本の歴代知事』101頁。
  2. ^ a b c d e f 「小浜松次郎北海道函館市長就任ノ件」
  3. ^ 『加治木郷土誌』288頁。
  4. ^ 『人事興信録』第4版、を3頁。
  5. ^ 『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』180頁。
  6. ^ 『官報』第1792号、大正7年7月23日。
  7. ^ 『日本の歴代市長』第1巻、53頁。

参考文献

  • 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  • 人事興信所編『人事興信録』第4版、1915年。
  • 内閣「小浜松次郎北海道函館市長就任ノ件」大正12年。国立公文書館 請求番号:本館-2A-019-00・任B01128100
  • 加治木郷土誌編纂委員会 編『加治木郷土誌』加治木町、1966年。



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