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緒方惟一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 02:42 UTC 版)

緒方惟一郎

緒方 惟一郎(おがた ゆいいちろう[1]1874年明治7年〉5月18日[1][注 1] - 1951年昭和26年〉10月21日[2])は、日本内務警察官僚位階正五位。官選青森県知事警視庁消防部長。

経歴

熊本県出身[1]。緒方夫門の長男として生まれる[3]第五高等学校を経て[3]1904年7月、東京帝国大学法科大学政治学科を卒業[1][3]1905年3月、内務省に入省し警視庁属兼警部となる[1][3]

1910年、警視庁警視神田警察署長に就任。以後、浅草南元町警察署長、麻布鳥居坂警察署長などを経て、1915年、警視庁消防部長となり、9年間在任した[1]。 

1924年6月6日、青森県知事に発令されたが、在任18日後の6月24日に休職となる。その理由は不明である[1]1925年9月に退官した[4]。その後、富国生命に相談役として入社した[5]。戦後、日本消防協会副会長を務めた[2]

栄典

著作

  • 『防火知識』教化的国家社、1925年。

脚注

注釈

  1. ^ 『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』53頁では「明7.5.17」。

出典

  1. ^ a b c d e f g 『新編日本の歴代知事』104頁。
  2. ^ a b 『朝日新聞』(東京本社発行)1951年10月21日夕刊、2面の訃報より。
  3. ^ a b c d 『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』53頁。
  4. ^ 『官報』第3912号、大正14年9月7日
  5. ^ 東京朝日新聞』「公私消息」1925年9月15日付け夕刊1頁
  6. ^ 『官報』第3559号「叙任及辞令」1924年7月4日。

参考文献

  • 戦前期官僚制研究会編『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年。
  • 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。



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