小字
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 07:48 UTC 版)
小字(こあざ)とは、市区町村内の区画である字(あざ)のうち、大字(おおあざ)を除いたもので、一筆耕地が集合したものを指す[1]。単に字ともいう。
注釈
- ^ これはヨーロッパにおける耕区にあたる。
- ^ 例えば、江戸時代以降に諫早湾沿いの干拓で拓かれた水田地帯では、1回ごとの干拓で造成された単位が1つの小字となっている。
- ^ 一例として、ヲヲガケ(愛知県知多郡武豊町)、ワゴーノウ、クダッチ(以上、東京都大島町差木地)、カンバヤケ(愛知県豊田市稲武町)など。
- ^ いわゆる「昭和の大合併」。
- ^ いわゆる「平成の大合併」。
- ^ 例えば「新宿市大字渋谷字池袋」とあれば、その「池袋」とは明治初年には渋谷村の池袋集落、または池袋耕地といった具合になる。ただし例外もある。
- ^ 名古屋市のように区、町、大字、小字、番地と複雑になっていることもある(例:「愛知県名古屋市千種区猪高町大字猪子石字猪々道」[1])。
- ^ 京都府南部の乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、綴喜郡井手町など。なお、大山崎町では通常の大字にあたる部分を「字○○」と表記している。例えば、大山崎町役場の所在地は「京都府乙訓郡大山崎町字円明寺小字夏目3番地」である。
- ^ 東京中心部では明治になって以来小字は存在しなかった。
- ^ 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、福島県、愛知県、徳島県では行政上の住所として使われる例が見られる。
- ^ 千葉県銚子市・野田市、茨城県結城市・坂東市、山梨県北杜市小淵沢町などに5桁(10000番台)の地番があるのもこのような理由による。また長野県には村名の次に番地が付く村もあり、大字がないまま小字を廃止したために「○○村××番地」となる所が見られる。
- ^ 例えば八戸市鮫町のように98の字を持つ広大な大字であっても、割り当てられている郵便番号は「031-0841」ただ1つである。
- ^ 新潟県見附市田井町栃栄町(Googleマップ) - 集団離村が行われた同市内の栃窪地区からの移住者によって形成された集落。ただし栃栄地区は田井町の他地区とは別個の郵便番号が与えられ、市の統計上も独立した「町」として扱われるなど実質的に大字として扱われている。
出典
[続きの解説]
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