寅の会
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元締・虎 演 - 藤村富美男(元阪神タイガース) 闇の一大殺し屋組織「寅の会」を束ねる大元締。 江戸中に散在していた仕置人達をまとめ上げ、「寅の会」を作り上げる。かつては凄腕の仕置人であり、劇中では粛清のため、裏切り者を房付きバット状の棍棒「物干し竿」で葬っている(第3話) 最終話で、配下の辰蔵が作った外道組織「辰の会」に寝返った吉蔵らに長屋を襲撃され、殺害される。死に際に辰蔵一味の仕置を鉄に依頼した。 第19話で、配下の仕置人 さそりの弥八に預けた娘がいることが明らかになるが、父娘の名乗りを挙げることはなかった。 死神 演 - 河原崎建三 虎の側近の仕置人で、寅の会の用心棒も務める。 口数が少なく、無表情で訥々とした語り口が特徴的な青年。仕置の際は眼に遮光器を着け、標的を確実に葬る。仕置の目付役であり、仕置人たちからも恐れられている。虎の警護役であり、虎以外の人間に気を許すことはない。 その出自はギリヤーク人で、幼い頃に罪を犯した父親に連座し、父子ともども流刑にされたが、父親は途中で死に、一人残された小舟で海を漂っている所を虎に拾われ、彼の養子として育てられた。 第40話で、女仕置人のお徳と相思相愛となるが、足抜けを図った彼女は仲間に粛清される。これに怒った死神は下手人を殺し、奉行所と寅の会から追われる。逃亡中に正八と出会い、彼に斡旋された隠れ家でお徳の遺体と対面した後、お徳に寄り添うように自害した。 サウンドトラックにおける解説、およびメディアでの訥々とした死神の語りの文字表記は片仮名で記載されている。 嘉平 演 - 灰地順 虎の側近。仕置きする人物の織り込み俳句を詠む。第3話で裏付け調査に手落ちがあった引責で詰め腹を切らされる。 吉蔵(きちぞう) 演 - 北村光生 虎の側近。粛清された嘉平に代わり、第4話より登場した。最終話で結成された「辰の会」に寝返り、虎を裏切る。 正八の押す大八車に乗った巳代松とおていに追われて仕置された。
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寅の会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 15:35 UTC 版)
本作では闇の一大殺し屋組織「寅の会」が裏稼業を取り仕切り、劇中に登場する江戸の仕置人は「寅の会」に所属することになっている。 頼み人は元締の虎に、晴らせぬ恨みを晴らしてくれるように頼む。虎は毎月2回の寅の日に催される句会で、依頼を競りにかける。句会には各仕置人グループの代表者が俳諧師として参加し、標的の名を織り込み俳句に託した依頼文が詠み上げられると「値引き競り(ダッチ・オークション)」が始まる。底値を提示した俳諧師のグループが依頼を受け、差額は虎の取り分となる。 依頼を落札した仕置人グループは、次の寅の日までに仕置を行う。 「寅の会」では外道仕置や標的との談合を禁じているが、そのほかにも以下の掟があり、これに背いたときは目付役の死神または虎に粛清される。 依頼を落札したグループが仕置に失敗しても、頼み人が死亡するか願いを取り下げない限り、次点入札の仕置人グループが仕置を受け継ぐ。 頼み人から仕置を直接依頼された場合でも、必ず「寅の会」を通さなければならない。 仕置人同士で談合をしてはならない。 句会に無断で遅刻したり欠席してはならない。 虎の私生活を探ってはならない。 通常句会は屋内で開かれるが、依頼が無い場合は屋外などの人目に付く場所で催され、世間の目を欺く趣向となる。急ぎの場合は句会を介さず、虎が直々に斡旋することもある。
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