家臣の家格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 14:34 UTC 版)
詳細は「仙台藩の家格」を参照 一門一門(大名) - 支藩・内分大名の事。将軍直臣であるが、仙台藩からも一門の家格を与えられている。 一門(家臣) - 戦国時代の有力大名だった家や、縁戚関係にある家で、客分扱い。常時の藩政には関与しない。 一家 - 戦国時代の在地有力領主、輝宗のころまでに臣従した有力家臣、伊達氏庶流の家など。 準一家 - 戦国時代の有力大名の家臣や、在地領主 一族 - 伊達家代々の家臣で、一家層よりも古くから臣従した家が多い。 永代着坐 - 家老格。宿老(永代着坐一番坐) - 伊達家代々の家臣で家政を司った。公式文書には奉行職と同格で連著した。奉行職に就任した場合は一家の待遇を受けた。 着坐(永代着坐二番坐) - 藩政のトップ。正月、藩主に太刀と馬を献上し、坐に着いて盃をもらう。政宗のころに登用され、奉行職を歴任した家が多い。着坐(士分) 着坐(士分以外) 太刀上 - 正月、藩主に太刀を献上し盃をもらう。主に歴々の家から降格した家が多い。太刀上一番坐(永代御盃頂戴) 太刀上二番坐 大番士召出 - 正月の宴会に出ることができる。宿老以上の分家や、平士からの昇班が多い。召出一番坐 召出二番坐 平士 - 一般の侍層で召出と共に大番士とも呼ばれる。360人1組で10組が組織された。主に騎馬隊を構成。詰所により格付けされた。虎之間番士 中之間番士 次之間番士 広間番士 組士 - 下級侍層で士分とされるもの(もっと細かく分類されている) 卒、他(足軽、職人、小人など) - 下級侍層で士分とされないもの 一族以上の家柄を歴々と言い、衣服の制限緩和、乗物による登城可といったような特権が与えられた。また、宿老が奉行職に就いている時も歴々と同様の特権が発生した。 太刀上以上の家柄を門閥と言った。 組士以上の家柄が士分にあたり、それより下の家柄は士分以外として扱われた。 それぞれの家格の家が更に家臣団(陪臣)を形成している。大進・歴々の家になると陪々臣までおり、平士クラスよりも禄高の多い陪臣も存在する。
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