安芸津町
安芸津町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 11:15 UTC 版)
市の最南部に位置する。漁業や造船業が盛んである。安芸津の名の由来は、かつて安芸の国の表玄関の港であったことに因る。西条にはこの安芸国の国府があったと言われ、現在も国分寺などが残っている。国府の近くには、1日の行程の所に港(津)が定められていたようで、古代から重要な関係にあった。また、吟醸酒の産みの親である三浦仙三郎は安芸津出身であり、酒造の盛んな地域(安芸津の酒)として知られている。酒どころ西条とは明治以降も縁が深い。東広島市が誕生して以降は市や議会、民間レベルでの交流も盛んで、安芸津が東広島市と結びついたのは、平成の大合併の単なる思い付きであったとは言えない。元々、安芸津は豊田郡となる前は古来より賀茂郡だったので、古からの結び付きも強い。 JR呉線沿線の竹原市や呉市との結びつきも強い。侵食などにより消滅寸前の小島、ホボロ島がある。 木谷の赤崎地区は名の示す通り、真っ赤な赤土の大地の岬である。ホボロ島と同様に火山灰と噴石が固まって出来た岩石には鉄分が含まれ真っ赤な色となる。しかし同地では水はけが比較的よく程よい保湿力もあり、「赤碕のジャガイモ」はとても出来が良く、特産ブランドとして出荷されている。安芸津の赤レンガは、赤土の大地から流れ積もった堆積物から造られており、全国の市場シェアの50%を占める生産量となっている。
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