学美舎とは? わかりやすく解説

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特定非営利活動法人学美舎

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人学美舎
所轄 大阪府
主たる事務所所在地 富田林市藤沢台四丁目2番24
従たる事務所所在地
代表者氏名 池田 靖章
法人設立認証年月日 2017/05/01 
定款記載され目的
この法人は、広く地域市民に対して生涯教育に関する事業行い健全なまちづくり必要な福祉教育活動への参加機運高め地域共同体としてのつながり」を醸成することに寄与することを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
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学美舎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 14:25 UTC 版)

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学美舎(まなびや)とは、静岡女子商業高等学校(2003年に男女共学となり、城南静岡高等学校と改称)が始めた、教育の一環として主催するオンラインショッピングモールである。高校生によるネットショップ運営の先駆けとなった[1]。2009年以降、佐賀県奈良県等の商業系高等学校が姉妹店を開設し、全国的な拡がりを見せつつある。

概要

静岡女子商業高等学校が文部科学省の「未来型次世代ITを活用した教育研究事業」の指定校に選ばれたことをきっかけとし、情報処理教育の一環として3年生の生徒約60人が電子商取引を研究する中で、仮想ショッピングモールを構築した[2][3]。しかし、実際に運営したいという声が生徒たちに広がり、学校側も同意。2001年9月、ショッピング・モールの構築が正式にスタートした[2]。 生徒たちの組織を「会社」に見立てて「社長」などの役割を分担し、各企業を訪問する営業活動や地元説明会等で出展企業を募り、2001年12月、加盟54店舗によるオンラインショッピングモールが正式にオープンした[2][4]

開設10か月で出展企業の累計売上高が370万円を超え[4]、2005年には1000万円を超えた[5]

2005年以降は店舗の全国展開を目指し、県外にも積極的に営業活動に取り組んでいる[5][6][7]

2007年には城南静岡高校を卒業して山梨学院大学に進学した5人が、「学美舎KOFU店」を開設した[8](後に閉鎖)。

2009年3月に告示され、2013年度から採用される高校の新学習指導要領で、商業科のカリキュラムに「電子商取引」が盛り込まれたことから「学美舎」の取り組みが改めて注目を浴びるようになり、城南静岡高校への問い合わせが相次いだ[1]

2009年12月19日、佐賀県立佐賀商業高等学校が「さが学美舎」を、佐賀県立唐津商業高等学校が「からつ学美舎」をオープンした[9][10]。2010年11月には、佐賀県立伊万里商業高等学校の「いまり学美舎」と佐賀県立杵島商業高等学校の「きしま学美舎」がオープンした[11]。唐津商業高校と福岡市の企業が共同で開発したオリジナル化粧水「松ゅらる」は、「からつ学美舎」での発売後約10か月で約6500本、売上額1000万円に達した[12]。佐賀では他でもオリジナル商品が開発されている。

2011年11月には奈良県立奈良情報商業高等学校の「奈良まなびや」[13]が、2012年以降は埼玉県立羽生実業高等学校の「羽実まなびや」等が開店し、全国的な拡がりを見せつつある。

2011年12月14日、「まなびや10周年記念報告会」が静岡市内で開かれた[14]

特長

授業の一環であるため、参加企業からは仲介手数料を取らず、月10,500円(学美舎によって金額は異なる)の維持管理費のみの負担を求めている[3][15]

商品の取材、写真撮影、キャッチコピーの作成、ウェブ作成ならびに更新・改装などは全て生徒が行っている[15]

学美舎の授業を通し、商品の流通やビジネスマナー、法律等を学ぶことができる、と城南静岡高等学校の学校長は語っている[16]。また城南静岡高等学校の担当教諭は、「社会とつながりを持つようになったことで、生徒たちが将来の仕事を真剣に考えるようになり、進学率も上がった」と語っている[1]。城南静岡高等学校では、2004年度には9人だった大学進学者が、2009年度には120人を越すようになった[1]。また学美舎に関わりたいと、城南静岡高等学校への進学を希望する中学生も多い[15]

運営している高等学校

脚注

  1. ^ a b c d 「新教育の森:高校で電子商取引、立案から販売まで プロ招き実践授業」、毎日新聞 東京朝刊、2010年7月24日、23頁。
  2. ^ a b c 吉田育代「育代が行くよ2〜学校編〜 第6回〜セーラー服を着た起業家誕生!」、日経ソフトウエア2002年12月号(第55号)、102-103頁、2002年。
  3. ^ a b 「静岡女子商業の高校生が仮想商店街 地元企業とタイアップ ネット取引を仲介」、読売新聞 東京朝刊、2002年2月25日、32頁。
  4. ^ a b 「静岡女子商のインターネット「商店街」が好評 開設10カ月」、朝日新聞 東京地方版/静岡、2002年10月9日、35頁。
  5. ^ a b 「私立城南静岡高:高校生が運営、ネット商店街 全国展開へ“熱い夏”」、毎日新聞 地方版/静岡、2005年8月3日、23頁。
  6. ^ 「福岡県/ネット商店運営 静岡の高校生 「博多の台所」で営業 柳橋連合市場 出店を呼びかけ/ふくおか都市圏」、西日本新聞朝刊、2007年8月29日、27頁。
  7. ^ 「宮城名物も参加を/静岡のインターネットショッピングモール「学美舎」」、河北新報、2007年11月30日。
  8. ^ 「特産品サイト、山梨学院大の学生が運営 「学美舎KOFU店」オープン」、毎日新聞 東京地方版/山梨、2007年11月21日、30頁。
  9. ^ 「高校生がネット商店街 唐津商12月19日開設 説明会に16社」、読売新聞 西部朝刊、2009年10月23日、31頁。
  10. ^ 「佐賀県/高校生が運営する ネット商店街開設 佐賀駅でイベント」、西日本新聞 朝刊、2009年12月20日、28頁。
  11. ^ 「高校生ネット商店街 次々 杵島商、伊万里商が来月開設」、読売新聞 西部朝刊、2010年10月9日、31頁。
  12. ^ 「佐賀県/化粧水 売り上げ好調 唐津商高ネット販売オリジナル商品 9、10日福岡三越イベントにも出品/唐津」、西日本新聞 朝刊、2010年10月7日、21頁。
  13. ^ 「元気印@学校:奈良情報商業高校 インターネットモール /奈良」、毎日新聞 地方版/奈良、2011年7月23日、23頁。
  14. ^ 「高校生運営のオンラインショッピングモールが10年目 12月に静岡市内で記念報告会」、建通新聞 静岡本紙版、2011年12月7日、2頁。
  15. ^ a b c 「教育・しずおか:学美舎誕生8年、将来の進路見据え「働く」--城南静岡高」、毎日新聞 地方版/静岡、2009年6月13日、24頁。
  16. ^ オンラインショッピングモールまなびや (2012年7月19日). “城南静岡高等学校 学校長あいさつ”. 2012年11月16日閲覧。

外部リンク



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