姫路競馬開催の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:39 UTC 版)
かつては7月・11月・3月に3開催ずつ、計9開催を行っていたが、兵庫県競馬の馬券売上の低迷、それに伴う業績の悪化で組合の予算が厳しくなってきたことや、園田競馬場に比べて集客力や馬券売上で劣ることなどの理由で姫路競馬の開催日数は縮小され、概ね年間3開催まで減少した。2012年に園田競馬場で始まった金曜日のナイターが春から秋にかけての目玉となることもあり、2013年以降は兵庫県競馬の全日程を園田のみで開催しており、2012年を最後に2019年いっぱいまで姫路での開催は行われなかった。その間は毎年のように存続すべきかどうか議論されて、廃止の危機に追い込まれていた。そんな状況の中、園田競馬の馬券がインターネット投票の普及とその金ナイターの実施によって売上が回復し、兵庫県競馬の業績が改善されたため、一度は開催休止となった姫路競馬を再開させるという異例の決断に踏み切った。 2006年は当初6月に開催予定だったが、馬場改修に伴い開催不可能となったため、園田競馬場に差し替えられた。 2008年は6月・7月、2009年と2010年は5月・6月にそれぞれ3回18日間開催。 2012年は7月から8月にかけて、5回28日間開催(園田競馬場でナイター設備設置工事の実施に伴うもの)。 2013年 - 2019年は開催されず、7年連続開催なしとなった。 2016年1月に兵庫県議会議員の竹内ひであきが現地調査を行ったところ、コース内にて船場川調節池設置工事を行っていることが明らかになった。洪水調節池は2018年5月に完成し、2018年6月1日より貯留機能の供用が開始されたが、2018年6月以降も平常時に多目的利用するための人工芝グラウンド整備、利用者に知らせる警報装置やカメラなど監視システムの製作・設置工事等を進めているため、事業の完成は2018年度中の見込みとしていた。 2018年、スタンドの耐震補強工事を2期にわたって実施。第1期は同年2月から8月末までスタンド西側を、第2期は同年9月から2019年3月末までスタンド東側を閉鎖して工事を行う。このため、開催再開は2019年度の見込みとなった。 2019年2月18日、兵庫県競馬組合議会が開催された。2019年度予算のほか、姫路競馬レース再開の日程が公表され、2020年1月15日に開催再開されることが決まった。 2020年は1月15日から1月23日が第1回6日間、1月28日から2月6日が第2回6日間の計2回12日間開催された。 2021年は園田競馬場で路盤改修工事を行うため姫路での開催日数が拡大され、1月13日から4月8日まで年度を跨いで7回・39日(2020年度:6回・35日、2021年度:1回・4日)開催される。また、白鷺賞の他に3重賞競走が施行される。 2022年は1月12日から2月24日まで、4回・21日間開催予定されている。前年に引き続き兵庫クイーンセレクション、白鷺賞、兵庫ウインターカップ の3重賞競走が施行される。
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