大関昇進~同部屋同士の優勝決定戦とは? わかりやすく解説

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大関昇進~同部屋同士の優勝決定戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 15:00 UTC 版)

貴ノ浪貞博」の記事における「大関昇進~同部屋同士の優勝決定戦」の解説

1994年平成6年1月場所は、前年まで3場所連続勝ち越して前場所は12勝を挙げる活躍見せたことから自身初の大関取りの場所となった。しかし二子山部屋には貴乃花光司若乃花勝の2大関がいたため、貴ノ浪には同じく大関取りの場所としていた武蔵丸光洋よりも好成績を残すことが求められた。7日目横綱曙太郎との対戦迎えると、これまで横綱未勝利だった貴ノ浪は、本人曰く強烈な突っ張り威力を逸らすため」にあえて斜めに仕切る奇策に出る。これが効いたのか河津掛けでようやく対横綱戦初勝利を挙げ勢いそのままにこの場所を13勝2敗で終えると二度目敢闘賞受賞すると共に武蔵丸同時に大関昇進果たした大関同時昇進1977年昭和52年1月場所後の若三杉壽人新大関)・魁傑將晃(再昇進以来17年ぶり、新大関2名の同時昇進1972年昭和47年9月場所後の貴ノ花利彰輪島大士以来22年ぶりだった。昇進伝達式での口上は若貴兄弟と同様に四字熟語の「勇往邁進」を用いていた。新大関として迎えた3月場所12勝3敗で、曙と貴闘力忠茂並んだことで優勝決定戦進出した貴闘力とは同部屋のために本割での対戦無かったが、優勝決定巴戦では貴闘力勝利したものの曙には敗れ続けて貴闘力も曙に敗れたことで、幕内最高優勝は曙にさらわれてしまった。 大関貴ノ浪それ以降安定した成績を残す。特に1996年平成8年1月場所では14勝1敗の好成績残し横綱貴乃花光司との同部屋同士による優勝決定戦では曙戦で繰り出した河津掛け制して悲願幕内最高優勝果たした1997年平成9年11月場所でも14勝1敗でまたも貴乃花と同部屋同士による優勝決定戦上手投げ下し11場所ぶり二度目幕内最高優勝果たした。続く場所が綱取りとなった11勝、10勝に留まり大関での2場所連続優勝達成することが出来ず惜しくも綱には届かなかった。綱取りが叶わなかった大関貴ノ浪だったが、その一方で1995年平成7年5月場所1997年平成9年1月場所1999年平成11年1月場所全て6勝9敗と皆勤負け越し記録したり、勝ち越しても8~9勝止まり大関らしからぬ成績残し低迷した時期もあった。特に剣晃敏志を苦手(通算9勝9敗)としており、剣晃敗れたことで優勝逃す場面見られた。それでも角番脱出した場所では大半終盤戦まで優勝争いに加わる活躍見せており、1999年平成11年3月場所角番迎えた12勝3敗の好成績残して角番脱出しただけでなく、11日目には通算5場所目というスピード出世新入幕果たした雅山哲士勝利して雅山二桁勝利を阻む本人曰く丁髷の結えないヤツには負けられない当時雅山スピード出世で髷が追い付かず、髷の無い姿で入幕していた)」など、大関として貫禄を示す場面見られた。

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