大菩薩岳とは? わかりやすく解説

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だいぼさつ‐だけ【大菩薩岳】

読み方:だいぼさつだけ

大菩薩嶺(れい)


大菩薩嶺

(大菩薩岳 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 06:26 UTC 版)

大菩薩嶺
笠取山より望む大菩薩嶺(2015年7月)
標高 2,056.9 m
所在地 山梨県甲州市北都留郡丹波山村
位置 北緯35度44分55秒 東経138度50分43秒 / 北緯35.74861度 東経138.84528度 / 35.74861; 138.84528座標: 北緯35度44分55秒 東経138度50分43秒 / 北緯35.74861度 東経138.84528度 / 35.74861; 138.84528
山系 奥秩父山塊大菩薩連嶺
大菩薩嶺の位置
プロジェクト 山
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大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市北都留郡丹波山村に跨る標高2,057m深田久弥日本百名山には「大菩薩岳」の項で取り上げられている。なお、大菩薩峠は大菩薩嶺の南方約2kmに位置する尾根の鞍部にあたる(標高1,897m)[1][2]

概要

奥秩父山塊に位置し、大菩薩連嶺の主脈を構成している。多摩川笛吹川の水分山でもある[2]

深田久弥木暮理太郎などは、その著書に大菩薩岳(だいぼさつだけ)と表記している。

山名の「大菩薩」の由来には諸説あるが、『甲斐国志』によると後三年の役で東征した源義光(新羅三郎)が道に迷っていたところ、樵夫が現われてこの峠まで導いたところで消え去ったといわれ、そのとき義光が「八幡大菩薩」と唱えて神の加護に感謝したことに由来するという[2]

登山

周辺は紅葉の名所で、毎年、10月の中旬から下旬にかけて見頃となる[1]。大菩薩峠からのコース(大菩薩峠 - 雷岩 - 大菩薩嶺)の所要時間は、雷岩まで約60分、雷岩から大菩薩嶺まで約10分である[1]

コース

  • 裂石 - 上日川峠 - 大菩薩嶺(登り約4時間、下り約3時間)
上日川峠に無料駐車場があり、マイカーまたはタクシー、季節限定バスで入ることができる。
  • 裂石 - 丸川峠 - 大菩薩嶺(登り約4時間、下り約2時間30分)
  • 小菅 - 牛ノ寝通り - 榧ノ尾山 - 石丸峠 - 大菩薩峠 - 大菩薩嶺(登り7時間、下り約5時間30分)

山小屋

  • 富士見山荘
  • 介山荘
  • 福ちゃん荘
  • ロッヂ長兵衛

ギャラリー

周辺の山など

  • 鶏冠山 (1,716 m)
  • 柳沢ノ頭 (1,671 m)
  • 妙見ノ頭 (1,980 m)
  • 小金沢山 (2,014 m)
  • 熊沢山 (1,978 m)大菩薩連嶺、大菩薩峠の東側に位置する。

脚注

  1. ^ a b c 山梨トレッキングガイド やまなし観光推進機構 2020年12月14日閲覧。
  2. ^ a b c 長野覺「多摩川現流域の山岳信仰と自然保護に関する調査・研究」 東急財団 2020年12月14日閲覧。

関連項目

外部リンク



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