大津絵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 美術 > > 大津絵の意味・解説 

おおつ‐え〔おほつヱ〕【大津絵】

読み方:おおつえ

江戸時代大津追分三井寺辺り売られていた軽妙な筆致による民芸的な絵。

大津絵を題材にした舞踊。大津絵物。

大津絵節」の略。


大津絵

読み方おおつえ

江戸時代初期寛永年間17世紀前半)頃から、東海道筋の大谷町追分町付近売られていた民画。青面金剛などの仏画や、藤娘鬼の念仏瓢箪鯰などの世俗画画題としてとりあげられた。後には、大津絵に道歌教訓歌)を付したものが登場したり、鬼の念仏赤子夜泣き効き目があるなどの庶民信仰生まれた。旅の土産として普及したため、合羽刷り輪郭かたどり細部を手彩色するという大量生産の手法がとられ、一枚物か描表装(かきびょうそう)に細竹の軸を付けた簡単な装丁販売されていた。



大津絵

読み方:オオツエ(ootsue)

江戸時代戯画大津追分三井寺あたりで売出したもの。

別名 追分絵(おいわけえ)、大谷絵(おおたにえ)、土佐絵(とさえ)


おおつえ 【大津絵】

江戸時代近江国追分宿三井寺門前町売られ民芸画。仏画が主で「鬼の念仏」など有名。肉筆から版画変わっていった。

大津絵

読み方:オオツエ(ootsue)

ツルナ科園芸植物

学名 Lithops otzeniana


大津絵

読み方:オオツエ(ootsue)

初演 寛政3.5(江戸・中村座)


大津絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 03:37 UTC 版)

大津絵(おおつ-え)とは、滋賀県大津市江戸時代初期から名産としてきた民俗絵画で、さまざまな画題を扱っており、東海道を旅する旅人たちの間の土産物護符として知られていた。




「大津絵」の続きの解説一覧

大津絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 02:19 UTC 版)

ナマズ」の記事における「大津絵」の解説

詳細は「大津絵」を参照 瓢箪ナマズ、というユニークな画題後年の民画や浮世絵にも取り入れられた。滋賀県大津宿民俗絵画である大津絵では、ヒョウタン持ったナマズ押さえつけようとする姿を滑稽に描いた作品数多く作られている。ほとんどが作者不詳であるこれらの作品は「瓢箪鯰」と総称され、「大津絵十種」(大津絵の代表的画題)の一つとして親しまれた。

※この「大津絵」の解説は、「ナマズ」の解説の一部です。
「大津絵」を含む「ナマズ」の記事については、「ナマズ」の概要を参照ください。


大津絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 05:57 UTC 版)

鯰絵」の記事における「大津絵」の解説

鯰絵の前身と言える絵画一つに大津絵がある。大津絵は大津宿中心に描かれ民俗絵画で、本来の仏画とともに多彩な世俗画特徴としている。「大津絵十種」と呼ばれた代表的な画題一つとして室町時代画僧如拙により描かれ国宝瓢鮎図」(ひょうねんず:ここでの古字)を化した瓢箪鯰」がある。つるつる瓢箪でぬめるナマズ押さえつけるにはどうするかという禅問答モチーフとしたのが本来の瓢鮎図で、大津絵では瓢箪押さえようとする図が滑稽に描かれる地震後鯰絵にも、この瓢箪鯰加え藤娘など大津絵のテーマパロディ化したもの種々認められる

※この「大津絵」の解説は、「鯰絵」の解説の一部です。
「大津絵」を含む「鯰絵」の記事については、「鯰絵」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「大津絵」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「大津絵」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



大津絵と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大津絵」の関連用語

大津絵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大津絵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
大津市歴史博物館大津市歴史博物館
Copyright (C) OTSU CITY MUSEUM OF HISTORY
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大津絵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのナマズ (改訂履歴)、鯰絵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS