大津絵のコレクションとは? わかりやすく解説

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大津絵のコレクション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:06 UTC 版)

日本民藝館」の記事における「大津絵のコレクション」の解説

大津絵」および「柳宗悦」も参照 日本民藝館には、「民画」の一種である大津絵多く収蔵されている。大部分占めるのは、初代館長集めた40点ほどと、大津絵の大コレクターであった米浪庄弌の死後寄贈され100点あまりである。自身は、1919年ごろには大津絵興味持っていたとみられており、1929年には『初期大津絵』という書籍出版している。旧蔵品掛け軸として仕立てられているものの表装のほとんどを自身考案したとみられており、題材や絵の色調合わせて工夫施されている。また、軸には陶芸家富本憲吉バーナード・リーチ河井寛次郎らの陶軸を用いたものもある。旧蔵品一部の軸書には「宗悦清玩」の文字があり、が特に愛蔵したとみてとれるものもある。 大津絵のコレクションの中には大原孫三郎旧蔵品もある。《鬼の行水》(日本民藝館)は、もとは蒐書家として有名だった渡辺霞亭所蔵品であったはこの作品1926年滋賀県大津市開かれた大津絵展覧会」で初め出会い、「絶品」と評した渡辺死後、その文庫売り立てが行われ、この絵も出品されるもこの売り立て参加したが、最終的に300円の値をつけ、日本画家山村耕花落札する。その山村没後1940年にそのコレクション売り立て開催されると、当時大津絵価格市場高騰していたため、大原孫三郎購入依頼し大原落札してそのコレクション加えられた。その大原死去すると、その子總一郎がこの絵を日本民藝館届け、ようやくの手元に置かれることとなり、現在に至るまで日本民藝館収蔵されている。

※この「大津絵のコレクション」の解説は、「日本民藝館」の解説の一部です。
「大津絵のコレクション」を含む「日本民藝館」の記事については、「日本民藝館」の概要を参照ください。

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