大津谷川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 20:14 UTC 版)
「大津谷川」はこの項目へ転送されています。宇連川の支流については「宇連川」をご覧ください。 島田市大津地区に源流を持つ大井川水系の一級河川。島田市元島田付近より下流が栃山川と呼ばれていたが、1910年(明治43年)の大水害を契機に、島田市道悦の制水門で栃山川と大津谷川放水路を分離させる治水工事が行われ、制水門は1929年(昭和4年)に通水式、1931年(昭和6年)に竣工された。大津谷川放水路は島田市と藤枝市の市境付近で大井川と合流する。 大津谷川の本流は昭和以降、大津谷川が正式名称となっているが、地元では引き続き元島田以南が栃山川(俗称)と呼ばれているほか、東海道(静岡県道381号島田岡部線)の栃山橋、東海道本線の栃山川橋梁に名残がある(これら2つの橋梁は栃山川分離以前よりあった)。 支流に伊太谷川(島田市御仮屋町付近で合流)、尾川がある。伊太谷川は大井川用水の一部を取水しているため、栃山川は大井川用水の流路の一部になっている。また、江戸時代より大井川から取水され、島田宿周辺に向けて張り巡らされた運河・用水路も旧・栃山川に合流している。
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