大気安定度とは? わかりやすく解説

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大気安定度 (たいきあんていど)

 気温下層から上層向かって低い状態にあるとき、下層大気上層移動しやすい。このような状態を「不安定」という。また、温度分布が逆の場合は、下層大気上層移動しにくい。このような状態を「安定」という。例えば、晴れた日の日中は、地表面太陽光線暖められ、それにより周辺大気暖められるので下層大気の方が上層より気温が高い状態になる。これが夜間になると、地表面放射冷却現象により冷却されそれに伴い周辺大気冷却されることから、下層大気の方が上層より気温が低い状態になる。このような大気の安定性度合いを大気安定度といい、大気安定のときは汚染物質拡散せず汚染進行する

大気安定度

大気安定度は、太陽からの熱射量や夜間における地球からの放熱量と風による気流乱れを表す指標である。 大気安定度の指標は、放射性物質拡散計算上A~Fに分類され、Aはよく拡散する状態を表し(強い不安定)、Fは非常に拡散しにくい状態を表す(安定)。またB~Eはこれらの中間の状態段階的に表す。 大気安定度

大気安定度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 09:26 UTC 版)

大気安定度(たいきあんていど)とは、気象学における概念で、力学的・熱力学的に平衡状態にある大気に微小擾乱を発生させたときの、その大気の振る舞いを表す。擾乱が弱まってもとの平衡状態に戻る場合は安定、擾乱が強まって元の状態に戻らない場合は不安定という。また、不安定の度合いについて考えるときは不安定度とも呼ぶ。


  1. ^ 静的安定 中川用語集[リンク切れ]


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