渦度とは? わかりやすく解説

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渦度(ζ)

分野
数値予報資料に関する用語
意味:
流れ回転成分示し循環強さを示す量。気象では、通常平方向の循環強さを示すときに用いる。

渦度(うずど)vorticity

絶対渦度ぜったいうずどabsolute vorticity
相対渦度そうたいうずどrelative vorticity

流体速度ベクトル回転を渦度と呼ぶ。すなわち、速度の(x, y, z)成分それぞれ(u, v, w)とした時、
(∂w/∂y-∂v/∂z, ∂u/∂z-∂w/∂x, ∂v/∂x-∂u/∂y)
それぞれ渦度の(x, y, z)成分となる。地球上大規模流体運動では、速度成分卓越するため、渦度の鉛直成分のみを論じることが多い。回転座標系相対的に見た渦度を相対渦度と云い、これに座標回転成分地球上でコリオリ因数)を加えたものを絶対渦度という。

渦度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 21:07 UTC 版)

渦度(うずど、かど[要出典]: Vorticity)は、流れの回転するありさまを表現する量である。渦度はベクトル量(さらに言えば擬ベクトル)であり、流れの速度ベクトルのなすベクトル場回転である。


注釈

  1. ^ 渦線と渦糸は同じようであるが、渦線は幾何学的な曲線であり、渦糸は流体の肉付けのある点が異なる。たとえるなら幾何学的な点と質点との違いに似ている。
  2. ^ 一方、速度勾配テンソルの対称成分はひずみ速度テンソルと呼ばれる。

出典

  1. ^ 今井功『流体力学(前編)』(24版)裳華房、1997年、43-44頁。ISBN 4-78532314-0 
  2. ^ 巽友正『流体力学』培風館、1998年、27-29頁。ISBN 4-563-02421-X 



渦度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/28 04:01 UTC 版)

流速」の記事における「渦度」の解説

詳細は「渦度」を参照 流れの渦度 ω {\displaystyle \omega } は、流速より以下のように定義される。 ω = ∇ × u . {\displaystyle \omega =\nabla \times \mathbf {u} .} したがって、非回転流では渦度は0である。

※この「渦度」の解説は、「流速」の解説の一部です。
「渦度」を含む「流速」の記事については、「流速」の概要を参照ください。

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