大坂町中時報鐘とは? わかりやすく解説

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大坂町中時報鐘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 03:04 UTC 版)

釣鐘町」の記事における「大坂町中時報鐘」の解説

大坂町中時報鐘(おおさかまちじゅうじほうしょう)は、重さ3トン、高さ1,9mの鐘である。江戸時代には2時間おきに鐘をつき、時を知らせた。『曽根崎心中』に登場する暁の鐘」は、この鐘の音とされる鐘楼はたびたび火災遭って焼失したが、鐘は残った明治入り市中に時を知らせ役割号砲に変わると、1870年撤去された。以後寺や小学校などに預けられ1926年大阪府庁舎新設された際に屋上鐘楼掛けられた。しかしその後存在忘れられ戦時期の金属回収免れた1970年代郷土史家らによって鐘が「再発見」される。1970年大阪府有形文化財指定。かつての釣鐘屋敷跡釣鐘町二丁目)に企業家らが資金提供して 鐘楼築き1985年6月10日時の記念日をもって鐘を「里帰り」させた。なおこの際鐘楼部分土地17坪)については地主住友生命)が「大坂町中時報鐘顕彰保存会」に「永代貸与」する協定結ばれた。なお、釣鐘所有者大阪府である。 その後土地マンション用地として転売されたが、無償貸与する協定引き継がれた。2015年当時マンション一角鐘楼所在し平素は午前8時、正午日没3回コンピュータ制御によって撞木動き鐘を鳴らしていた(6月10日大みそか手動鳴らしていた)。 しかし、マンション地主である不動産会社土地売却する際に、17部分無償貸出協定ネックとなった17部分土地分筆し、それ以外土地売却できたものの、17坪についてはこの不動産会社所有のまま残った不動産会社は、固定資産税負担大きいとして2015年12月以降保存会および府に対し協定解除土地明け渡しないしは土地時価での買い取り)を求め訴訟となっている。

※この「大坂町中時報鐘」の解説は、「釣鐘町」の解説の一部です。
「大坂町中時報鐘」を含む「釣鐘町」の記事については、「釣鐘町」の概要を参照ください。

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