外伝の主要登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 23:04 UTC 版)
工藤 大介(くどう だいすけ) 外伝『蛍』主人公。自由気ままな出張専門の闇狩人。30歳になったばかりだが、「おじさん」と呼ばれることを気にしている。趣味の釣り(疑似餌を自作するほどのオタクぶりを披露)を応用した技(仕事専用の糸とハリを使っての絞首と、蛍を模した疑似餌の先にある碇型の小型刃を使った頚動脈切断)を披露している。 東京でヤクザ同士の喧嘩に巻き込まれて暴力団組員に殺された若者の母の依頼で、その組員の始末のために地方に足を運んでいた際に暴力団同士の抗争に遭遇し、事の成り行きで双方の組長も始末することとなる。本来なら二人の組長の始末は受ける仕事ではなかったものの、自分が「力のバランス」を崩したことに対し夢見が悪いということから始末することとなった。 復刻版第5巻のカバー折り返しに「「家族の肖像」と「Dの軌跡」の二冊は復刻版になる予定はない」という坂口のコメントと共に「復刻版未登場の御二人」としてカットが入っている。 『⊿』ACT 4にて本編初登場、それに先駆け『闇狩人SELECTION 最終改訂版』Re ACT2として外伝『蛍』が配信される。『⊿』については後述の該当する節にて述べる。 間 源之介(はざま げんのすけ) コンセプトの共通する関連作である『無名の剣』の主人公。幕末期に生きた無名の流浪人。元は大藩の剣術指南役だったが、藩の面子をかけた御前試合に駆り出され、やむなく相手を斬り殺してしまう。結果、試合相手の身内の運命を狂わせたことを悔やんだ結果、人を斬れなくなってしまった。それでも剣を捨てることはできず、勝つ剣、殺す剣ではなく「負けない剣、殺さない剣」を使うようになる。殺さないと言っても手足の腱や場合によっては手足そのものを切り落とすなど、考えようによっては殺すより厳しい戦法も使う。 『無名の剣』読切版では、以降は名のある剣士を相手に往来で立ち合いを挑み、勝ちを譲ることで相手から金銭を要求する、ゆすりまがいな仕事をして生きている。かつての試合相手の身内に対して、自らの稼いだ金を毎月、送金している。坂本龍馬と機知を得て、かなり親しい知り合いになる。しかし用心棒として雇われた先の幕府御用商人を介し、同じく用心棒の浪人であった久野とともに龍馬の暗殺を指示され、渡世の義理から龍馬を狙いつつも彼を逃がすことに成功する。だが、それが久野の暴走を招き、のちに彼の龍馬暗殺を誘発させてしまう。その責任から龍馬と親しかった女性、お葉より「頼み金」を預かって久野の両腕を斬り飛ばし、彼の「剣士としての命」を奪った。 『無名の剣』連載版では新選組と関わりながら幕末を生き、のちに剣士から研師に転職した。 『無名の剣』は『闇狩人』との関連性は表立って語られてはいないが、源之介の顔は、間武士に瓜二つとして描かれており、『新』では武士自身が自身の家系が幕末から祖父の代まで研師だったと発言している。
※この「外伝の主要登場人物」の解説は、「闇狩人」の解説の一部です。
「外伝の主要登場人物」を含む「闇狩人」の記事については、「闇狩人」の概要を参照ください。
- 外伝の主要登場人物のページへのリンク