圧搾空気を動力源として可動状態のSL
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「動態保存中の蒸気機関車」の記事における「圧搾空気を動力源として可動状態のSL」の解説
群馬県利根郡川場村ホテルSL - D51 561が2006年(平成18年)8月ごろより修復され、2007年(平成19年)2月22日より圧搾空気で公開の動態保存を実施していたが、運行・保守を担ってきた運転士(山北鉄道公園と同一人物)が2016年(平成28年)に死去したことで終了となった現在もそのSLホテル跡地に静態保存されている。 栃木県真岡市SLキューロク館 - 49671。2013年(平成25年)4月28日開館。約50 mの展示走行線路を往復。また、静岡県で静態保存されていたD51 146も同館に移設され、49671同様に走行可能。 東武博物館 - 東武鉄道5号。走行はしないが定期的に車輪を動かし、汽笛を吹鳴する。 東京都大田区入新井西児童交通公園 - C57 66が動輪可動状態で静態保存されている。 神奈川県山北町山北鉄道公園 - D52 70。2016年(平成28年)に町により動態復元作業が進められ、12 mの軌道上を走行可能となり、10月14日に一般公開がおこなわれた。ただし、復元作業と稼動に協力していた国鉄OB(川場村ホテルSLと同一人物)が直後に事故で急逝し、次回予定されていた公開を中止すると報じられた。しかしその後、町が若桜鉄道で同じく圧搾空気で動態保存を行っている鳥取県若桜町に運転維持管理支援要請を行い、若桜鉄道の職員を派遣してもらうことで定期的に整備運行を行うこととなった。 新潟県上越市直江津D51レールパーク - D51 827。愛知県の個人所有により静態保存されていたが、2017年(平成29年)4月18日に有田川鉄道公園へ搬入され、大阪の運送業者の所有となって圧搾空気による運転が可能となった。車掌車を連結して乗客を乗せ、園内の200 m の線路で有料乗車体験会を実施していた。その後2020年(令和2年)にえちごトキめき鉄道が直江津駅付近に新設した「直江津D51レールパーク」に譲渡され、ポッポの丘から譲受した車掌車とともに乗車体験を実施している。 明知鉄道明智駅 - C12 244。明智小学校より、2013年(平成25年)12月に移設。2015年(平成27年)8月9日の「あけてつフェスタ」において、構内走行を披露しており、リニア中央新幹線開業を目標に動態復元を目指す動きがある。また現在不定期ながらも車掌車ヨ18080に乗車し構内のみの体験乗車が行われている。 若桜鉄道若桜駅 - C12 167。転車台の修復がきっかけで若桜駅SL保存会が結成され、兵庫県多可町より譲り受けて、2007年(平成19年)10月21日より圧搾空気による運転を不定期に行っている。
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