圧気工法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:19 UTC 版)
(圧気工法自体はシールドの工事に限られない) 近年では技術の進歩により、シールド工事では切羽面のみに加圧する手法がとられるが、過去、特に切羽がむき出しの場合は、坑内の気圧を上げる圧気工法が使われることも多かった。これは作業員の出入りに手間を要し、特に出る際に減圧症の危険があった。また、御徒町トンネルの陥没事故のように、浅い場所で土砂を吹き飛ばしてしまう事故もあった。 他にもトンネル外に対して、土中の酸欠空気が近隣の地下室に吹き出す、圧力に耐えるようにするために土壌に注入する薬品による汚染、などの危険があったため、解決に向けた努力が図られ、近年のシールド工事では圧気工法は使われなくなっている。
※この「圧気工法」の解説は、「シールドトンネル」の解説の一部です。
「圧気工法」を含む「シールドトンネル」の記事については、「シールドトンネル」の概要を参照ください。
- 圧気工法のページへのリンク