園内の整備事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:32 UTC 版)
2012年度には公園北側入り口周辺の整備と潮入りの池から20街区方面に向かって階段を設けるなど園内のキング軸関連の整備が行われた。その後、20街区には新展示場(MICE施設)の「パシフィコ横浜ノース」などが建設され、2020年4月に施設の開業およびキング軸の一部として当公園との接続デッキが開通している。横浜市では同施設の開業を機に、当公園における様々な機能の整備(アフターコンベンションや被災時拠点として機能の充実、「公共空間活用提案モデル事業」としてカフェ・レクリエーション拠点の整備)も進めていく方針である。 一方、2013年度には公園北東端(先端部)の未整備箇所(現状は仮設護岸で、埋立約0.5ha含む約1.3haが未竣工)で現在は立入禁止となっている区域(2-2-3工区)の供用に向けて、この区域を囲む護岸の補修(強化)工事が行われる予定であったが、延期となった模様で、代わりに潮入りの池より南側の護岸補修工事(護岸嵩上げ)および潮入りの池の安全柵設置工事が行われている。その後、しばらく動きがなかったが、2021年度の市予算案では北東端未整備箇所(約1.3ha)の整備を埋立事業会計で実施することが記載されており、さらに同年度の市港湾局予算概要では、当公園の拡張部となる緑地や親水護岸(沿岸の緩やかな曲線部)のほかに桟橋、人工海浜(藻場・浅場・岩場)、展望ゾーン(親水護岸の先端部)を整備する計画が示されている(同年度着手予定)。また、同年7月には整備についての意見募集が行われ、その中で2023年度の供用開始を目指すことが記載されている。同年9月に公表された意見募集の回答結果(回答数:2,240件)では、新たな観光スポットの形成について「砂浜」(人工海浜)が約6割、「ウッドデッキ」が約4割を占め、新たな交流やライフスタイルのための施設について「スケートボードパーク」が約6割を占めており、この結果を踏まえて規模・配置など整備や管理運営方法について検討を進め整備計画を策定する方針であることから、前述の予算概要で示された整備計画の内容にも影響を与える可能性がある。 このほか、同予算概要では当公園とパシフィコ横浜を接続する現状のデッキ(仮設構造)の代わりに、幅員を広くした本設デッキ(3橋)を整備することも記載されており(こちらも同年度着手予定)、2-2-3工区の整備と同じく2023年度の供用開始を目指している。なお、未整備区域は前述の「2-2-3工区」のほかにも、20街区手前のスペースより続きパシフィコ横浜の展示場デッキ部との一体利用を想定している「展示場隣接部」が残されているが、本設デッキ整備との関連は不明である。 潮入りの池の整備も度々行われているが、詳細については「#潮入りの池」を参照のこと。 階段整備前(2011年12月15日撮影)、奥に見える柵の向こうに階段が整備された 整備された階段(20街区方面)(2013年7月19日撮影) 同じ階段の下り(潮入りの池方面)(2013年7月19日撮影) 北東端(先端部)の未整備箇所(2013年7月19日撮影) パシフィコ横浜と接続する仮設構造のデッキ(2021年4月21日撮影) 20街区手前の未整備箇所(2014年3月29日撮影)※20街区の開発および当公園との接続デッキは2020年に完成 展示場隣接部の未整備箇所(2014年3月29日撮影)
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