キング軸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:10 UTC 版)
「横浜みなとみらい21」の記事における「キング軸」の解説
横浜駅および新高島駅周辺のビジネスゾーンと海側を結ぶ動線。 軸の西端(58街区・横濱ゲートタワー付近)では「高島二丁目歩道橋」(高島二丁目地区にアクセスする、国道1号を渡る歩道橋)と接続しており、そこから東方の海側に向けてグランモール軸と交差する新高島駅周辺・横浜グランゲート前(旧GENTO YOKOHAMA周辺)や高島中央公園、さらには集合住宅地域(Brillia Grandeみなとみらいなどがある50街区)を通り、臨港パークの「潮入りの池」まで一直線に結ぶ計画となっている。しかし長年、日産本社前や新高島駅周辺、集合住宅地域と臨港パークの間など未開発街区が多く残されていたため、周囲の開発の進捗に合わせて軸の整備を行う方針としていた。2012年度には臨港パーク内でキング軸の一部となる階段の整備が行われた。また、2010年代半ば以降には後述の20街区における開発などが決まり、その他の未整備箇所においても軸の整備に向けて動き出している。なお、キング軸が通る新高島駅周辺の52〜54街区(ビジネスゾーンA)はランドマークタワーのある25街区(商業ゾーンA)と同様に、高さ300mまでの建物が建設可能なエリアとなっている。 臨港パーク寄りの20街区では稼働率が限界に近づくパシフィコ横浜の機能を拡張するため、新たな展示場(MICE施設)として「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター」(パシフィコ横浜ノース)が整備され2020年に開業した。キング軸はこの20街区の中央付近を通るため、同街区周辺を中心としてMICE拠点都市の顔となるべく緑豊かなビジネス交流空間の形成を目指している。さらにキング軸沿いの開発計画では同軸の地区施設面積のうち50%以上の緑化を目指しており、象徴性かつ独創性のある緑化となるようガイドラインによる誘導も行う方針である。なお、当初の計画では軸の中心線に沿って臨港パークの「潮入りの池」まで、“流れる水のネットワーク”(水路)を敷くイメージが描かれていたが、かつて存在したグランモール軸の水路も既に廃止されており(参照)、現在では水路を設けない計画に変更されている。2021年4月にはキング軸の東端にあたる臨港パークとパシフィコ横浜ノース周辺(20街区)から高島中央公園方面を結ぶ歩行者同線の整備の一環として、キングモール橋が供用開始された。
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