国分刑務所編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 08:27 UTC 版)
岩田 暴力団の幹部(若頭)。看守を金で買収し、刑務所内ではやりたい放題。 若松 警官を車で轢き殺してしまった信用組合の職員。岩田の策略で仮釈放を取り消され、それを苦にして自殺する。 板東 岩田が力王に仕向けた刺客。 杉山 徳三(すぎやま とくぞう) 私立国分刑務所の管理部長で、仁丹を内封した義眼(左眼)と鉤爪(左手) を持つ中年の禿げ上がった男。刑務所の4管区を四天王と呼ばれる実力者の囚人に統括させるなど経営手腕に関しては優れているが、自分よりも強い者に対しては恐れて媚びを売り、弱い者に対しては徹底的に高圧的な態度で接するため人望は無い。後に刑務所での暴動が発生した際に力王によって羽交い絞めにされ所長に助けを求めるも、所長によって管理責任を取らされる形で超圧縮ガス爆弾銃の弾丸を身体に受け処刑された。 谷本 情報を他人に密告するのが癖の囚人。 井村 気が荒い性格の囚人。鳴海に顔をノコギリで切られた後、十字架に磔にされ絶命。他の囚人の面倒見は良かった。 鳴海(なるみ) 国分刑務所四天王の1人で、北部管区を統括する囚人。背中に鯉を抱いた童子の刺青を彫っており、「人斬り鳴海」の異名を持つ威圧的な任侠肌の男で、短刀を使い力王に死闘を挑む。反面、弟分の囚人であるアサにだけは心を開く一面も見せる。 北枕(きたまくら) 国分刑務所四天王の1人で、東部管区を統括する囚人。元力士の大男で、素手で人間の頭を握り潰すほどの握力と怪力を有している。また、野心家でもあり刑務所を統括する四天王は自分1人だけで良いと考え、白神と黄泉の窮地を見捨てる行動も取った。力王との戦いに敗れ虫の息になると所長と杉山からは手の平を返される形で見捨てられ、今際の際に力王を助ける形で最期を迎える。 白神(しらがみ) 国分刑務所四天王の1人で、南部管区を統括する囚人。小柄な老人で、主に黄泉とコンビを組んで行動している。何でも縫い込む針と糸を自在に操り、さらに黄泉とのコンビ攻撃は力王を窮地に追い込むほどの実力を発揮する。北枕の銛が刺さった後も生きていたが、何故か銛は刺さりっぱなしだった。 黄泉(よみ) 国分刑務所四天王の1人で、西部管区を統括する囚人。中性的な容姿にして冷酷な性格の男で、拳法の達人で華麗な身のこなしに加え、人間の舌や皮をミカンの皮を剥ぎ取る様に切り裂く爪技と自分の関節を自由に脱着出来るのが特徴である。自身だけでもかなりの戦闘能力を有するが、白神とコンビを組んだ時には互いの長所を最大限に生かし、力王を窮地に追い込むほどの実力を発揮する。刑務所内で罌粟を栽培していた。 アサ 私立国分刑務所の北部管区に収監されている囚人。鳴海が唯一心を開いている弟分だが、まだ少年の様なあどけなさが残っており戦いを好まない心優しい性格である。収監直後に刑務所内での秘密事項を見たため、黄泉によって舌を切断されており喋ったり草笛を吹く事ができない。後に鳴海を倒した力王の草笛を聴いた事から力王にも心を開く様になり、西部管区の秘密事項を力王に教えた。しかしこの事が仇となり、再び黄泉の爪技の犠牲となり凄惨な最期を迎えてしまう。 国分刑務所・所長 私立国分刑務所の所長で、小柄で狡猾なインテリ風の風貌をした男である。実は力王と同じく張善鬼に師事した1人であり、内家拳法の達人でもある(自ら戦う時には、小柄なインテリ風の風貌から強靭な躯体をしたゴリラの様な風貌に変化する)。 学 所長の息子。 水上螢子 中華料理屋の娘。車で轢かれた後、粗悪な薬を処方され昏睡状態になる。 岩崎 独房内の力王に食事の差し入れをした囚人。杉山に殺される。
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