和名・学名・方言名
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「シイノトモシビタケ」の記事における「和名・学名・方言名」の解説
和名は大谷吉雄の提唱による。今関六也は、「ハチジョウヤコウタケ」の名を提案している。 学名の属名はギリシア語起源の「菌」に由来し、種小名はラテン語で「天の光」を意味する。 八丈島においては、新種記載がなされる以前から「鳩の火」の通称で呼ばれていたという。
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和名・学名・方言名
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新種記載がなされた時点では、提唱された和名はヤケドキン(火傷菌)で、別名としてヤブシメジ(藪占地)の名が挙げられている。少なくとも明治の終わりから大正時代にかけての時期において、石川県下では、竹林やササやぶに生えるきのこ類(必ずしもドクササコのみとは限らない)を総称した方言名としてヤブシメジの呼称が用いられていたとされるが、正式和名としては、その特異な中毒症状を示す名のほうが適切であると考えられた可能性がある。また、ヤブシメジの名を正式名とする研究者もあったが、のちに、中毒患者を扱った内科医の山田詩郎によってドクササコ(毒笹子)の名が提唱された。いっぽう、昭和30年代後半以降に発行されたきのこ類図鑑には、ヤブシメジの和名を用いたものがなお少なくないが、ドクササコの名を当てたものも僅かにあった。昭和の末から平成にかけては、再びドクササコの名を当てる文献が大半を占めるにいたっているが、これには、和名に「毒」の字を配することにより、一般人への警戒感を喚起するためもあったかと思われる。 属名のParalepistopsisは、「コブミノカヤタケ属(Paralepista )まがいの」の意である。Paralepistaは、ギリシア語の前置詞または副詞 para(παρά:~に近似の)と、属名Lepista (ムラサキシメジ属)とを結合したものであり、さらにLepista はラテン語の「酒器」あるいは「杯」を起源とし、十分に開いたかさが浅い漏斗状にくぼむことに由来するという。種小名 acromelalga は、中毒症状として発現する先端紅痛症(Acromelalgia)に因む。 方言名については、極めて小さな地政的単位(村落・部落など)間で異なる場合もあり、同一地域においても時代的推移・変化が起こることもあり得る。また、外観的・生態的に類似するのみで、分類学的にはまったく異なるものが混同されている可能性もあるが、ドクササコについて、文献上にあらわれた方言名ないしは異称の例としては、以下のようなものがある。 秋田県下における名 このはたけ・やけどはつ(由利本荘市周辺) 福島県下における名 たけもたし・やぶたけ・ささたけ(信夫郡平野村=現:福島市)・ささもたし(下磐前郡平町=現:いわき市)] ・たけもたし 宮城県下における名 けやきもたし(伊具郡角田町=現:角田市) 新潟県下における名 ききょうたけ(佐渡郡水津村=現:佐渡市) 石川県下における名 やぶしめじ・ちょくたけ・やぶたけ(鳳至郡劔地=現:輪島市門前町剱地) 京都府下における名 ささたけ(山科)
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