和名・学名・方言名・英名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:01 UTC 版)
「ハナビラタケ」の記事における「和名・学名・方言名・英名」の解説
和名は、宮城県仙台市付近で得られた標本をもとに与えられたものである が、この標本は所在不明であり、分子系統学的知見を踏まえた現代の分類学に照らした場合、S. crispa に当るのかS. latifoliaに該当するのかは不明である。 属名Sparassis は「きれぎれに裂けた」の意である。種小名のcrispa は「ちぢれた」、またlatifolia は「幅広い葉」を意味する。 日本における方言名として、奈良県吉野郡十津川村周辺では「ツチマイタケ」 と呼ばれるという。また、東北地方の一部(岩手県・秋田県など)では「マツマイタケ」の名で呼ばれる。ただし、ツチマイタケの方言名は、山形県下ではオオムラサキアンズタケを指す場合があり、チョレイマイタケやカラスタケなどに対しても用いられることがある。一方、マツマイタケの呼称も地域によっては、ハナビラタケとはまったく別種のニンギョウタケを指して用いられる場合がある。 英語圏では、子実体の外観や色調にちなみ、ハナビラタケ属に属するキノコ類一般に「Cauliflower fungus(カリフラワータケ、ハナヤサイタケ)」の名を当てている。
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和名・学名・方言名・英名
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「アミガサタケ」の記事における「和名・学名・方言名・英名」の解説
岩崎常正が文政11年(1829年)に著した植物図鑑である『本草図譜』第七巻に、本種とおぼしきものが図説され、和名「あみがさたけ」、漢名「仙人帽」と記されている。ただし、仙人帽の漢名は、天保6年(1835年)に坂本浩然が著した『菌譜』においてはキヌガサタケに当てられている。この和名は「編笠蕈」の意で、多数のくぼみを備えるとともに褐色系の色調をあらわす頭部を深編み笠にみたてたものと考えられる。 属名のMorchella は、ドイツ語名の Morchel をラテン語化したものである。種小名のesculenta はラテン語で「食用になる」の意である。 日本では食用としてはあまり重視されてこず、方言名は少ない。秋田県下で「うど」「がらんど」「しわがら」、また青森県や長野県などで「みそっこ」などと呼んでいるに過ぎない。 古く明治時代の初頭には、東京の四谷付近で「カナメゾツネ」という名が当てられていたが、その語源については明らかになっていない。 英語圏ではモレル(Morel)の呼称で親しまれるが、また Dryland-Fish あるいはhickory-Chickenと称されることもある。ドイツ語ではMorchel(モルヒェル)、フランス語ではmorille(モリーユ)、イタリア語では学名と同じmorchella(モルケッラ)またはspugnola(スプニョーラ)である。
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