現代の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:32 UTC 版)
ここでは現代における師団・旅団レベルにおける歩兵の基本的な分類を述べる。(Field Manual 100-5を参考) 軽歩兵(Light Infantry) 正規の歩兵に対して、装甲車両や火砲などの装備が軽量である歩兵部隊。 空挺兵(Airborne Infantry) 航空機で戦略的な長距離を迅速に移動し、空港施設に頼ることなくパラシュート降下で着陸が可能な歩兵を指す。交戦地域に展開した後は軽歩兵と同様の能力を発揮する。降下に高度な能力が必要で人員が限られる上、着地地点にばらつきが生じるため、特殊な作戦以外は、通常歩兵の補助的な役割でしかなくなっている。 空中強襲歩兵(Air Assault Infantry) ヘリコプターなどの航空機で輸送され、交戦地域に速やかに展開・撤収する空中機動作戦が可能な作戦的、戦術的機動力を有する歩兵を指す。敵の支配地域に潜入し、後方連絡線を切断、敵部隊に対する奇襲、破壊工作を実行できる。 レンジャー(Ranger Units) 特殊な作戦において運用されることを想定して訓練された歩兵部隊。組織によって意味付けは異なるが、精鋭歩兵と見做される事が多い。 機械化歩兵(Mechanized Infantry) 装甲車両を用いて地上を迅速に移動できる歩兵を指す。機甲部隊と同等の機動力を持つため、友軍の戦車部隊と連携して作戦を実施できる。 自動車化歩兵(Motorised Infantry) 非装甲の自動車で移動する部隊。現代の歩兵は原則として自動車化歩兵なので、単に歩兵とされることが多い。 海兵隊 艦隊に配置される歩兵。 陸戦隊 艦船乗組員を武装化させた部隊。
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