可換群とは? わかりやすく解説

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かかん‐ぐん〔カクワン‐〕【可換群】

読み方:かかんぐん

ab可換である群。アーベル群


アーベル群

(可換群 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 01:03 UTC 版)

数学、とくに抽象代数学におけるアーベル群(アーベルぐん、: abelian group[注釈 1])または可換群(かかんぐん、: commutative group)は、群演算可換、すなわちどの二つの元の積も掛ける順番に依らず定まる群を言う。名称は、ノルウェーの数学者ニールス・アーベルに因む[2][注釈 2]


注釈

  1. ^ 人名に由来する名称なので、通常は Abelian group と A を大文字にすべきところであるが、しばしばアーベル群は数学のあらゆるところに遍在するという意味を込めて "abelian" と記される。[1]
  2. ^ 命名者はカミーユ・ジョルダンであり「多項式(の根)の対称性の群が可換であるならば、多項式の根が根号を用いて計算できる英語版ことが導かれる」ことをアーベルが示したことを由来とする。[3]
  3. ^ For example, Q/Z ≅ ∑p Qp/Zp.

出典

  1. ^ Abel Prize Awarded: The Mathematicians' Nobel”. 2013年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月3日閲覧。
  2. ^ Jacobson 2009, p. 41.
  3. ^ Cox, David (2004). Galois Theory. Wiley-Interscience. MR2119052  Section 6.5 Abelian Equations
  4. ^ Rose 2012, p. 48
  5. ^ Rose 2012, p. 79


「アーベル群」の続きの解説一覧

可換群

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 05:18 UTC 版)

名詞

可換かかんぐん

  1. (代数学) 交換律成り立つ二項演算を ◦ とすると、任意要素 a, b について ab = ba成り立つ群。アーベル群

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