南北朝期の混乱とは? わかりやすく解説

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南北朝期の混乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/09 14:00 UTC 版)

祁答院氏」の記事における「南北朝期の混乱」の解説

南北朝時代九州探題として今川貞世(了俊)が九州下向すると、祁答院氏は他の渋谷一族である東郷氏鶴田氏入来院氏高城と共に幕府方についた。ただし、渋谷一族内部は必ずしも足並み揃っておらず、永和3年/天授3年1377年)の了俊による南九州国人一揆参加求め祁答院氏東郷氏一族応じ反面入来院氏など応じない者もまたあった。またこの頃7代重茂出水豪族大重四郎軍勢撃退し、さらに下城(現・宮之城町)を奪い勢力拡大している。 明徳2年1392年)、南北朝合一されるが守護島津氏総州家奥州家とに分かれて対立に及ぶ。渋谷一族もこの争い巻き込まれ祁答院氏東郷氏入来院氏高城氏は総州方に鶴田氏奥州方に分かれて争い始めた。この争いにより重茂次男重義討ち死にしている。争いはやがて総州家優勢となり、応永8年1401年)に鶴田氏没落渋谷一族は四氏となった以後渋谷一族領主権維持のため奥州家総州家の間を渡り歩くようになった。それが落ち着き見せるのは、総州家奥州家降伏した頃で、以降守護職奥州家相続する決した。しかし、永享4年1432年)に守護島津忠国日向国山東伊東氏攻略失敗すると、渋谷一族中心とした国人らによる国一揆勃発一揆一時的に収束する文安年間初め頃に再び蜂起する。ただし、一揆守護方により鎮圧され渋谷一族断絶憂き目見ぬよう島津氏に従う道を選んだ

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南北朝期の混乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 13:45 UTC 版)

東郷氏 (薩摩国)」の記事における「南北朝期の混乱」の解説

南北朝時代九州探題として今川貞世(了俊)が九州下向すると、東郷氏は他の渋谷一族である祁答院氏鶴田氏入来院氏高城(たき)氏と同様に守護島津氏と共に幕府方に着く。しかし、了俊と島津氏の関係が水島の変により悪化すると、島津氏対立するうになる。但し、永和2年1376年)に了俊が参画求めた第二次南九州国人一揆」には、渋谷一族間での所領争いのために参加が鈍る有様でもあった。 やがて島津氏が、総州家奥州家とに分かれて対立すると、渋谷一族もこの争い巻き込まれ東郷氏祁答院氏入来院氏高城(たき)氏は総州方に鶴田氏奥州方に分かれる争い総州家優勢に終わり応永8年1401年)に鶴田氏没落薩摩渋谷一族は四氏となった東郷家渋谷一族一時勢力盛り返した奥州家寝返るが、応永18年に再び総州家結託奥州家島津元久陣没せしめた。ところが、元久の後を継いだ島津久豊優勢となると一転して総州家攻撃、やがて総州家奥州家降伏守護職奥州家相続帰したこのように渋谷一族は、両家渡り歩き領主権維持腐心し続けた。 9代重明の代となると、ようやく東郷姓に定着する永享4年1432年)、守護島津忠国日向国山東伊東氏攻略失敗すると、渋谷一族中心とした国人らによる国一揆勃発当然ながら東郷氏もこれに参画した。一揆一時的に収束したが、文安年間初め頃に渋谷一族は再び国一揆起こす。これに対しこれまで対立していた島津忠国島津持久兄弟和睦両氏による一揆鎮圧が行われ、国人らは大きくその威を削がれる。伊集院氏・牛屎氏・和泉氏などが独立勢力としては断絶させられる中、渋谷一族辛うじて国人勢力でいられ続けるも、所領に対して段銭徴収するための「算田」の改訂を、厳し基準値にて受け入れざるを得なかった。その一方で島津宗家継いだ立久は渋谷一族含む国人懐柔も怠らなかったため、一時的ながら薩摩国は穏やかとなった

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