南人派および少論派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:24 UTC 版)
呉太錫(オ・テソク):チョン・ドンファン(声:佐々木勝彦) 南人派の指導者。漢城府左尹(ハンソンブチャユン、従二品相当)、議政府左議政(ウィジョンブチャウィジョン、正一品相当)を歴任している。劣勢の南人派を優位に導くために同じ南人派の大司憲チャン・イクホンを殺害し、またソ・ヨンギの父親である徐政護殺害の罪をトンイの父ヒョウォンや兄のトンジュを始めとした剣契達に着せるなど手段を選ばずに陰謀を企てて西人勢力の転覆を狙い、南人として玉貞の入宮を後押しして権勢を強めたが、仁顕王后復位の際に弾劾されて免職する。その後、第42話で大司憲殺害の件を問われ、張希載の嘘の進言で都を離れようとしたが、山中で護衛を装っていた張武烈の刺客に襲撃され、剣契殲滅に利用される形で殺害される。 呉太豊(オ・テプン):イ・ゲイン(声:後藤哲夫) オ・テソクの弟。太っ腹で、荒い性格である。また、一族に対する自尊心は強いが、無能なためあまり出世させてもらえない。音変(ウンピョン)事件後は掌楽院副提調(チャンアグォンプジェジョ、正三品相当)に就任する。第38話で張希載や呉潤らと共に流刑になる。その後、張希載と同様に私財を投げ打って赦免されたが、宮廷には復帰できなかった。その後は息子のオ・ホヤンが殺されかけたことを知り、独自で犯人を見つけ出し、その犯人から黒幕が玉貞の母であるユン氏であることを聞かされると怒りを露わにし、事実をチョンスらに伝えた。 呉潤(オ・ユン):チェ・チョロ(声:星野貴紀) 呉太錫の甥で、南人派の核心人物。かつては漢城府庶尹(ハンソンブソユン、従四品相当)、義禁府経歴(ウィグムブキョンニェク、従四品相当)、義禁府同知義禁府事(ウィグムブトンジウィグンブサ、従二位相当)を歴任していた。第38話で内禁衛に捕らえられて免職の上で流刑になり、都に戻る事も出来ずにそのまま姿を消す。 洪泰潤(ホン・テユン):ソン・イルグォン(声:花輪英司) オ・ユンの従兄弟で、オ・テソクとオ・ユンの命令を直接遂行する行動大将。義禁府都事(ウィグムブトサ、従六品相当)になるが、第38話で内禁衛に捕らえられ、免職の上に流刑になった。 張武烈(チャン・ムヨル):チェ・ジョンファン(声:谷昌樹) 第39話より登場した張益憲(チャン・イクホン)の息子。かなりの策略家で、オクチョンからは「抜かりのない信頼できる部下」、剣契からは「切れ者」と称されていた。元は暗行御史だったが、王命により漢城府庶尹(ハンソンブソユン、従四品相当)になり、後に兵曹参判(ピョンジョチャムパン、従二品相当)となる。オクチョンと協力関係を結んで父を殺害したオ・テソクを暗殺して仇討ちを果たし、更にこれを剣契の罪に仕立て上げ、トンイに仕える者達やチョンスを捕えて利用する。その後、禧嬪に協力するも彼女らの不穏な動きを察知し、世子の秘密を知る医女をひと足早く捕えてその秘密を聞き出したことで禧嬪一派に不信を募らせるようになり、以降はトンイに近づいて世子の秘密を公表するよう助言したり、医女の身柄をチョンスらに引き渡したり、南人派に秘密を漏らしたりと独自に動くようになる。その後、禧嬪一派が刑死した後は仁元王后に取り入ってトンイらの排除を画策するが、第59話でこれまでの計画が発覚したことで捕まり、王室を冒涜した大罪によって獄門刑にされた。 張益憲(チャン・イクホン):イ・ジェヨン(声:永田博丈) かつての司憲府大司憲(サホンブテサホン、従二品相当)で、チャン・ムヨルの父親。第1話の冒頭で舟の上で釣りをしていたが、オ・テソクとオクチョンの陰謀により重傷を負わされて舟から転落し、そのまま川に流される。その後、流れ着いた先でトンイに謎の手信号を残して彼女が兵を呼びに行っている間に息絶える。 金柱臣(キム・ジュシン):キム・ジノ 仁元(イヌォン)王妃の父で、世子を擁護する少論の重臣。 イム・サンヒョン:パク・ヨンジ 議政府右議政(ウィジョンブウウィジョン、正一品相当)で、少論派の中心的人物。最初はオクチョンに協力するが、世子が病気だと知った後はオクチョンを裏切る。その後、チャン・ムヨルに協力したことで第59話で流刑の上、毒殺刑となる。 カン・モジュ:スン・ドンウン 兵曹判書(ピョンジョパンソ、正二品相当)。
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