医師免許取得者としてとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 医師免許取得者としての意味・解説 

医師免許取得者として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 06:05 UTC 版)

手塚治虫」の記事における「医師免許取得者として」の解説

手塚医師免許持っていたが、大阪帝国大学附属医学専門部時代からすでプロ漫画家として活動しており、インターン時代患者診ていたのを除いて職業医師として活動したことはなく、編集者アシスタントなど興味本位診察を受けに来た人間多く追い返していた。ただし、岡部冬彦手塚海外行き体調崩した際は手塚診察している。その時岡部手塚のことを信じずに日本トンボ返りして病院検査したが、手塚言うとおりただの飲み過ぎであった手塚医者になるのをやめ漫画家一本にした直接的な理由は、手塚の母にある。手塚は「せむしの仔馬」というアニメ映画を見ることを口実母親連れ出し開演までの時間映画館ロビー漫画家になるか医師になるか相談した母親はためらうことなく自分好きな方をやりなさい答え漫画家一本で行くことを決心したちなみにその時映画せむしの仔馬」には火の鳥登場し、これが手塚「火の鳥」着想一つになった。またこれは手塚病室コンテ切っていた遺作一つ青いブリンク」の原作でもある。 また手塚学生時代恩師からは授業中もずっと漫画描いている手塚に対して手塚君、君は、このまま医者つづけても、ろくな医者にはなれん。必ず患者五、六人は殺すだろう。世の中のためにならんから医者あきらめて漫画家になりたまえ」と言われている。手塚インターン時代患者の顔を見るとどうしてもカルテ似顔絵描いてしまうとも語っている。息子眞によれば、手塚血を見るのが嫌いで道を断念したとも言う。大学は「絶対に医師として働かない」という条件付き卒業させて貰ったという。 なお専門外科である。担当教授紹介奈良県立医科大学研究生となり、論文異型精子細胞における膜構造電子顕微鏡研究」(タニシ異形精子細胞研究タニシ精子研究通じて人間精子発生のメカニズム考えるというもの)で1961年医学博士取得した医師免許終身有効なので、手塚プロ漫画家になった後も医師免許昭和28年9月18日医籍登録第150476号)を保持し続けていた。没後宝塚手塚治虫記念館企画展『ブラック・ジャック』DNA」にその現物公開陳列されていた。2003年11月20日にある識者から、免許証当人死亡後政府返納せねばならない定めた法令違反している、という指摘があった。厚生労働省協議した結果、いったん規定どおりに返納手続き行った後に同省が改め遺族譲渡するという特例措置がとられた。厚生労働省医政局医事課試験免許室では「こういった例は過去あまりない」としている。それにより現在遺され記念館に展示されている免許証には「抹消」の赤印が押されている。

※この「医師免許取得者として」の解説は、「手塚治虫」の解説の一部です。
「医師免許取得者として」を含む「手塚治虫」の記事については、「手塚治虫」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「医師免許取得者として」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「医師免許取得者として」の関連用語

医師免許取得者としてのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



医師免許取得者としてのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの手塚治虫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS