劍神と鞘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:13 UTC 版)
「アラタカンガタリ〜革神語〜」の記事における「劍神と鞘」の解説
劍神(ハヤガミ) 剣の形をした神。それぞれが固有の能力「神意」を持ち、各自で選んだ鞘の「顕れたまえ、(劍神の名)」という解号と共に力を解放する。逆に能力を解除する際は「鎮まりたまえ」と唱える。 実体は剣だが、鞘とは女神の姿をした精神体による意思の疎通が可能。降る(くだる) 鞘が劍神を自分の生命(ミタマ)と共に相手の劍神に委ねる行為。「劍神○○、今ここに大いなる鞘に降らん。我が生命(ミタマ)、偉大な劍神と共にあれ。鞘○○の下に。」という「降下の誓言」を唱えることで降る。他の鞘を降す(預かる)と、その劍神を使用できるようになる。鞘同士の戦闘は基本的に「降し合い」である。 鬼化(オニか) 鞘が憎しみなどの負の心に飲まれると暴走し、全体が黒くなり“鬼神”へと変化してしまう。“鬼胎紋(キモン)”という核が体のどこかに存在する。 鞘(ショウ) 劍神の使い手。その名の通り使い手は鞘(さや)でもあり、自分の劍神を体内に納めることができる。 劍神を手にしたその瞬間から時が止まり、精神や肉体の老化がなくなる。ただし不死になるわけではなく、怪我や病気により死亡した場合は劍神との繋がりは断たれ、また新たな鞘を求めることになる。不老化の解除や鞘の資格の放棄は自由にでき、前者を行う理由は大抵「家族を持ち、同じ時を生きるため」である。十二神鞘(じゅうにシンショウ) 数ある劍神の中でも特に強力な劍神に選ばれた12人の鞘のこと。秘女王の下に付きそれぞれ12の領地を治め、政治機関を管理する。そのうちの特別な祭事を司り、「眼・耳・鼻・舌・身・意」の「人」を司る6人の神鞘は“六ノ鞘”、「地、水、火、風、空」の自然の力を司り自然災害が起きた時に鎮める5人の神鞘は“五天鞘”とも呼ばれている。五天鞘以外の7人はいずれも完全な「鬼」となっている。六ノ鞘は異なる紋様が描かれた仮面と装束を着用している。ハルナワ以外の5人は地球から天和国に迷い込んだ者で、既に悠久の時を生きているため還ることができない。時空を開き元の世界に還るために秘女族の娘を絶やし、秘女王殺しを画策する。特別な行事以外では全員が揃うこともなく、神鞘同士でも全員の素性は知らない。ただし、身体のどこかに十二神鞘の証である紋章が刻まれていることだけは、広く知られている様子。特権階級であるため、国内の通行・施設・宿泊などは全てフリーパスである。 属鞘(ゾクショウ) それぞれの十二神鞘の直属の部下である鞘のこと。その人数は神鞘によって様々。多くは神鞘同様に歳を取らず長い時を生きているが、家族を持つことを理由に時を動かす(不老化を解く)者もいる。
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