副首都構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/04 14:56 UTC 版)
副首都構想(ふくしゅとこうそう)とは、日本の事実上の首都である東京に、災害やテロなどが発生した場合、首都機能をバックアップするため、危機管理専門の省庁を設置したり、首都機能の一部を移転する構想である。首都機能移転先としては、過去に大阪国際空港(大阪府、兵庫県)跡地が挙げられていた。現在では形を変えて、大阪府・大阪市が推進しているプロジェクトである。
- ^ “特集 首都機能代替(バックアップ)エリア構想”, O-BAY (大阪湾ベイエリア開発推進機構), (2006)
- ^ 『首都機能バックアップ構造の構築に関する提言について』(プレスリリース)関西広域連合、2011年4月23日 。
- ^ “橋下知事が新構想 伊丹廃港、跡地は日本の新都心に”. asahi.com (朝日新聞社). (2009年11月4日). オリジナルの2009年11月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ 【未定稿】わが国の国家戦略に対する提案と大阪・関西における地域経営戦略プロジェクト 5ページ (PDF) - 大阪府知事 橋下徹、平成21年11月18日。
- ^ “大阪を「副首都」に、石原・橋下両知事が一致”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2011年7月1日). オリジナルの2011年7月4日時点におけるアーカイブ。 2011年7月1日閲覧。
- ^ “石原、橋下両知事会談 一致したのは「副首都」の名称だけ?”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2011年7月1日). オリジナルの2011年7月5日時点におけるアーカイブ。 2011年7月1日閲覧。
- ^ “「副首都」関西圏を念頭 伊丹空港跡地が有力”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2011年7月21日). オリジナルの2011年7月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ 上村敏之、平井白百合『空港の大問題がよくわかる』光文社、2010年、260頁。ISBN 978-4334035549。
- ^ “首都機能バックアップ・キャンプ那須構想”. 那須塩原市. 2014年8月14日閲覧。
- ^ “「京都ビジョン2040」(京都の未来を考える懇話会最終提言)について”. 京都府. 2018年6月3日閲覧。“双京構想”. 京都市. 2018年6月3日閲覧。
- ^ “首都バックアップは「大阪」 大災害に見舞われた際 民主が中間報告”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2012年3月12日). オリジナルの2012年3月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “首都中枢機能バックアップ「関西」と回答7割も 関経連調査”. MSN産経ニュースwest (産経デジタル). (2013年2月4日). オリジナルの2013年4月27日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【大都市考 制度を問う】<3>副首都化”. 読売新聞オンライン. (2021年12月7日). オリジナルの2021年12月7日時点におけるアーカイブ。 2023年3月20日閲覧。
- ^ “【大都市考 制度を問う】<4>道州制”. 読売新聞オンライン. (2021年12月10日). オリジナルの2021年12月10日時点におけるアーカイブ。 2023年3月20日閲覧。
- ^ “維新 東京以外の地域を「副首都」に指定できる法案 国会に提出”. NHK NEWSWEB. NHK. (2023年3月9日). オリジナルの2023年3月16日時点におけるアーカイブ。 2023年3月9日閲覧。
- 1 副首都構想とは
- 2 副首都構想の概要
- 3 脚注
- 4 外部リンク
副首都構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:27 UTC 版)
副首都構想とは、首都東京に大地震やテロなどが起こったことを備え、伊丹市と大阪府豊中市・池田市にまたがる大阪国際空港を廃止し、空港跡地に副首都をつくり、危機管理専門の省庁をおく構想である。この構想について2005年4月6日には危機管理都市推進議員連盟が結成され、これには、民主党の石井一(比例近畿ブロック選出)を筆頭に、自由民主党の青木幹雄元官房長官(島根県選挙区選出)や民主党の菅直人元代表(比例東京ブロック選出)らが名を連ねている。ただ、これらの動きを含む大阪国際空港の廃止は、現存する空港施設の撤去にかかる莫大な費用・時間、アクセスの不便な関西国際空港では代替空港として心もとないこと(もちろん、関西国際空港のアクセス改善に要する費用・時間も問題である)、万一大阪国際空港を閉鎖した場合の北大阪経済に与える打撃、新幹線(将来的にはリニア中央新幹線)に対抗できる航空交通手段確保の必要性、そして、航空利用者の利便性の確保などの観点から、現実的ではないとの意見もある。
※この「副首都構想」の解説は、「伊丹市」の解説の一部です。
「副首都構想」を含む「伊丹市」の記事については、「伊丹市」の概要を参照ください。
- 副首都構想のページへのリンク