制作・リリースの経緯
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「世界に一つだけの花」の記事における「制作・リリースの経緯」の解説
最初にリリースされた音源は、2002年7月24日に発売されたアルバム『SMAP 015/Drink! Smap!』に収録されたものである。作詞・作曲した槇原敬之によると、依頼を受けて最初に提出した作品「Wow」をボツにされ、締め切りが迫る中で書き上げたという。 アルバム発売当時からメンバーは本曲が同アルバム中で一番好きな曲だとコメントしていた。その後2002年9月16日放送分の関西テレビ・フジテレビ系列『SMAP×SMAP特別編』内のコーナー「同学年」で、木村拓哉が挿入歌として本曲を歌い話題を呼んだ。 本曲が世間一般に知れ渡ったのは、アルバムリリース翌年の2003年1月〜3月にかけて放送された草彅剛主演の関西テレビ・共同テレビ制作、フジテレビ系ドラマ『僕の生きる道』の主題歌となったことによる。ドラマ放送開始直後からシングル・カットの要望が多数寄せられたため、メンバーの歌唱パートの入れ替えなどのアレンジを行い、2003年3月5日に「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」としてシングルカットされた。このシングルはSMAP初の200万枚(ダブルミリオン)、ジャニーズ事務所所属のアーティストで初の200万枚以上の売り上げを記録している。なお、同ドラマの中でシングル・ヴァージョンが唯一使われたのは、発売直後に放送された最終回のエンディングである。 アルバム版で締めの大サビを歌っていたのは木村だったが、シングル版ではドラマのためか草彅が担当している。サビの部分はアルバム版では1番は中居と香取、2番は木村と稲垣と草彅で歌っているのに対し、シングル版では1番2番ともにユニゾンで歌っている。 シングル・ヴァージョン発売から約6年半後、クラシック・ジャズのアレンジを行い、2009年12月18日 - 2010年1月11日までの期間限定で『SMAP SHOP09 in akasaka Sacas』にて、『SEKAI NI HITOTSU DAKE NO HANA(S.O.N. version)』(S.O.NはSMAP ON NYの略)として販売された(曲割りと歌詞は両方ともシングル版と同じ)。さらに2011年3月18日には歌詞を中国語に翻訳し再レコーディングしたものを『世界上唯一的花』として中国で発売した。。また、売り上げの一部は発売約1週間前に起こった東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災者へ寄付することを発表した。 『SMAP 015 / Drink! Smap!』に収録されている「オリジナルバージョン」、シングルカットされアレンジが加えられた「シングルヴァージョン」、『SMAP 016/MIJ』に収録された「organ version」、『SEKAI NI HITOTSU DAKE NO HANA(S.O.N. version)』の「ジャズバージョン」および「クラシックバージョン」、歌詞が全編中国語の『世界上唯一的花』とCDとして発売されたSMAP名義による本曲の公式なバージョン違いは全部で6パターン存在する。 シングルバージョンのアルバム初収録は2011年発売の『SMAP AID』である。2016年発売の『SMAP 25 YEARS』にも収録されている。 木村と草彅のパートが多い。中居のソロパートが歌い出しなのは1994年発売の「君色思い」以来9年ぶりである。 2016年12月21日に発売されたベスト・アルバム『SMAP 25 YEARS』にファン投票12位となり、収録された。カップリングの「僕は君を連れてゆく」も35位にランクインし、アルバムに初めて収録されている。 現状、SMAPが5人そろって公の場で歌唱した最後の楽曲である。
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