初登場 – 17号吸収まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:51 UTC 版)
「セル (ドラゴンボール)」の記事における「初登場 – 17号吸収まで」の解説
悟空が心臓病で死んだ後の未来世界で生まれており、その未来世界は現在に現れたトランクスの未来とも異なる次元の未来となっている。初登場時セルはピッコロに「24年後に完成した」と語っており、『ドラゴンボール大全集』ではエイジ762にセルの研究開発が始まり、エイジ786に誕生したとされる。ゲロが遺したコンピュータの分析によれば、17号と18号を吸収して完全体になればこの世に並ぶ者のない究極の存在になれると知り、完全体になるために行動を開始したが、すでに2人は何らかの方法を使ったトランクスに倒された後だった。『大全集』では、トランクスの実力ではなく緊急停止コントローラーによって破壊されたと書かれている。また、本編でもセルが緊急停止コントローラーの存在を気にかける台詞がある。 そこでセルはトランクスを殺害し、タイムマシンを強奪。タイムマシンの時代設定であるエイジ763に向かった。セルの体格にはタイムマシンが小さすぎて乗れなかったため、卵の状態に自分を退化させることで乗り込むことができたが、そのために元の成体に戻るのに4年の年月を費やした。なお、原作ではタイムマシン強奪からエイジ763到着時の出来事はセルの説明のみで語られたが、アニメ版では詳細が描かれた。 成体になった後、タイムマシン近くのジンジャータウンに赴き、住人たちを吸収し戦闘力を上げていく。神様が宮殿からその光景を目の当たりにしたことでセルの存在が露見し、事態を察して駆け付けたピッコロと交戦。ピッコロの左腕から生体エキスを吸収したことで優位に立つが、弱ったふりをしたピッコロの演技に引っ掛かり、気をよくしたことで自分のことや完全体について語り聞かせる。トランクスと共に駆けつけたクリリンの口から悟空の生存も知った後、太陽拳を使い逃亡に成功する。 以降はピッコロたちとの戦いを避けながら、人間の生体エキスを吸収していった。アニメ版ではある街を襲い、飛行場で姉弟を襲おうとした際に通りかかったクリリンと交戦。姉弟が動かした飛行機が飛び発つタイミングで太陽拳を使われ、虚を突かれてクリリンと姉弟に逃げられそうになったがすぐさま追いついてクリリンを追い詰めていく。しかしピッコロと天津飯が駆け付けたことで撤退を余儀なくされた。 17号と18号を上回る強さを得たセルは、ピッコロと17号の戦いの場に現れ、ピッコロに勝利。最初に17号を吸収しようとするが、そこに16号が割って入り、戦うことになる。16号との戦いは拮抗していたが、油断していた17号を背後から吸収して第2形態へと進化を遂げる。 また、その使用された細胞から完全体になってしまえば、全宇宙にとってフリーザを凌ぐ脅威になってしまう事実から、ピッコロたちは悟空たちの修行と同時進行で17号と18号を撃破するか、または力が弱い内にセルを倒すという二択をとっていたが、セルがピッコロの手にも負えなくなったことで、セルの完全体化への阻止を最優先し、なし崩し的に17号と18号を守る方法も視野に入れることになった。
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