初登場とジャンル論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 16:26 UTC 版)
「リル・ナズ・X」の記事における「初登場とジャンル論争」の解説
曲はビルボード・ホット100チャートで83位で初登場し、のちに1位を獲得した。このトラックはまた、ホット・カントリーソング・チャート19位、ホット・R&B /ヒップホップソング36位に初登場した。 激しい「入札争い」ののち、ナズ・Xは2019年3月にコロムビア・レコードと契約した。 2019年3月、ビルボードはホットカントリーチャートから曲を削除したことによって論争が起きた。のちにビルボードはローリング・ストーン誌に語っている。 「ジャンルを決定するとき、いくつかの要因が検討されますが、なによりもまずは楽曲です。 「Old Town Road」にはカントリーとカウボーイのイメージが組み込まれていますが、現在のカントリーミュージックの基準でチャート作成に十分な要素は含まれていません」 米国の音楽評論家ロバート・クリストガウの意見では、カントリーチャートからこの曲を削除することは、人種差別主義として純粋でシンプルな印象を受けると言う。「なぜなら、米国のラジオは(...)人種差別主義者のままだからです」 。別のビルボードの広報担当者は、「カントリーチャートから曲を削除したビルボードの決定は、アーティストの人種とはまったく関係のないことです」とした。 メインのカントリーソングチャートから削除されたにもかかわらず、この曲はビルボードのカントリーオンエアー・チャートで53位に初登場し、のちに50位になった。それに応えてソニー・ミュージック・ナッシュビルのCEOであるランディ・グッドマンはビルボード社に他の国のラジオ市場でこの曲のテストをはじめ、「見ないと過失になる」と付け加えた。 2019年5月、ジーンズメーカーのラングラーがリル・ナズ・Xコレクションを発表したとき、カントリー・ミュージックをめぐる人種差別問題が再浮上し、一部の消費者はボイコットするとした。メディアはこの曲がカントリーミュージックとアメリカのフロンティア時代の両方からのアフリカ系アメリカ人の歴史的文化の消去に注意を喚起させていることを指摘した。
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