初発慢性期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:15 UTC 版)
チロシンキナーゼ阻害薬が登場する以前の治療では初発慢性期であっても10年生存率は約25%に過ぎなかったが、イマチニブの登場により8年での全生存率は85%と、血液悪性疾患の中では驚異的な成績を見せている。イマチニブ不耐用・抵抗性の初発慢性期に対する第2世代チロシンキナーゼの成績は、ニロチニブで4年の全生存率78%、ダサチニブで3年の全生存率87%である。しかしT315I変異を有する例では、依然としてチロシンキナーゼ阻害薬登場以前と同程度の予後である。
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