初代 150型(1965年 - 1973年)
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「日産・プレジデント」の記事における「初代 150型(1965年 - 1973年)」の解説
セドリックスペシャル(50型、1963年2月登場)の後継車種であり、当時の国産乗用車の中で車体、エンジンともに最大サイズであった。搭載エンジンはY40型4.0L V型8気筒OHVとH30型直列3.0L 6気筒OHVの2種類。 同時代のアメリカ製大型乗用車と軌を一にする水平基調を元にしたデザインは、元々2代目セドリック130型用に日産社内デザイナーが計画していたもので、2代目セドリックが会社上層部の意向によりピニンファリーナによる欧州風デザインに差し替えられてしまったため、サイズ拡大のリデザインを受けてプレジデントに転用されたものである。 グレードはタイプA・B・C・Dの4段階でタイプDが最高級仕様となり、その価格は当時としては突出した高額の300万円であった。タイプA(MT車)・B(AT車)にH30型、タイプC・DにY40型エンジンが搭載され、Y40型搭載車にはフロントホイールアーチ後部、及びトランクリッド後端に「V8」のエンブレムが付加されていた。フェンダーミラーには国産市販車初のワイヤー式リモコンミラーが採用された。また国産乗用車初の対向ピストン型ブレーキキャリパーを搭載したのも当車である。 TBSドラマ なんたって18歳! 主人公青木はるかの父、鬼八郎の車で使用 当時の佐藤栄作首相の公用車としても納入された。ライバルとなるトヨタ・センチュリーは2年後の登場だったこともあり、販売台数はセンチュリーの2倍を記録した。 1965年10月21日 - 発売。 1968年5月 - 警視庁第8方面交通機動隊にパトロールカーを納入。中央自動車道で速度違反取締車として活躍した。 1968年10月 - 一部改良。ボディカラーにシルバーとホワイトを追加、各種安全装備の追加など。 1971年10月 - マイナーチェンジ。ATがボルグワーナー製から日産製に変更。外観ではリアビューの形状、フェンダーミラー形状変更、ボンネットの左右端部の見切り用飾りも形状変更。グレードはタイプA・B・Dの3段階に。
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