初代 オースチン/MG・メトロとは? わかりやすく解説

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初代 オースチン/MG・メトロ(1980 - 1990年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 20:40 UTC 版)

ローバー・メトロ」の記事における「初代 オースチン/MG・メトロ(1980 - 1990年)」の解説

当時BLにはミニ後継車開発プロジェクト「ADO88」が存在していたが、1977年に新プロジェクト「LC8」が発足しフォード・フィエスタなどに匹敵する新たなスーパーミニ・カー開発目指していた。そのプロジェクト誕生したのが初代メトロである。 メトロ発売前から多く関心寄せられており、1980年10月8日英国モーターショーにて、当時首相であるマーガレット・サッチャー首相出席のもとで発表された。当時BL技術デザイン陳腐化原因深刻な経営危機に陥っており、メトロは「BL救世主」という期待込められ発売された。 メトロにはミニパワートレイン受け継がれ、998 ccと1,275 ccエンジン前輪駆動4速トランスミッションサスペンションそのまま採用された。サスペンションにはアレグロと同じ「ハイドラガス」という機構採用されているが、アレグロとは異なりメトロでは前後独立となっている。 ボディタイプは3ドアハッチバックで、メトロ車内当時クルマの中では最も広い部類入りメトロ普及につながる要因1つとなった車名候補は「マッチ」「マエストロ」「メトロ」が最終的に残りBL従業員らの投票で「メトロ」に決定する。しかし、鉄道車両バス車体製造していたコーチビルダーメトロキャメルMetro Camell)がこれに異議唱え結局はBLが「ミニメトロ」(miniMetro )という名称で宣伝することで解決したメトロ発売後、広い室内とハイドラガスによる乗り心地ハンドリング好評で、フォード・フィエスタ登場までイギリスでもっとも売れた小型車となった1982年にはバンデン・プラMGブランドメトロ発売された。バンデン・プラメトロにはラジカセ電気式フロントウィンドウオプションのレザートリムなど、より高級な装備追加された。MGメトロ若干パワーアップがなされ、シリンダーヘッドカム交換など小規模な改良施された。 その後まもなく、MGから「MG・メトロターボ」が発表された。このモデルMGメトロターボ搭載した高性能モデルで、排気システムサスペンションギアボックスにも改良加えられていた。 1985年には若干フェイスリフトなどのマイナーチェンジ施され5ドア版のメトロとライトバンタイプの「メトロバン」がラインナップ追加された。 メトロイギリス国内での販売好調だったものの、信頼性品質低さから国外で売れ行きいまひとつだった。 1987年にオースチンブランドが消滅すると、同ブランド販売されていた乗用車からはオースチンエンブレムが除かれモデル名エンブレムのみで販売された。メトロもモンテゴやマエストロなどと共にメディア等ではローバーブランドの車として扱われる事があったが、ローバー自体はこれらをローバーブランドとしては販売していなかった。メトロがローバーブランドとなるのは、翌1990年フルモデルチェンジ以降の事である。 リア MG・メトロ MG・メトロターボ

※この「初代 オースチン/MG・メトロ(1980 - 1990年)」の解説は、「ローバー・メトロ」の解説の一部です。
「初代 オースチン/MG・メトロ(1980 - 1990年)」を含む「ローバー・メトロ」の記事については、「ローバー・メトロ」の概要を参照ください。

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