凡河内国造とは? わかりやすく解説

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凡河内国造

(凡川内国造 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/11 01:34 UTC 版)

凡河内国造
家紋不詳
本姓 凡河内氏
家祖 彦己曽保理命
種別 神別天孫
出身地 近江国野洲郡三上郷
主な根拠地 河内国
和泉国
摂津国
播磨国
著名な人物 大河内味張
凡河内躬恒
支流、分家 広峯氏(社家
凡例 / Category:日本の氏族

凡河内国造(おおしこうちのくにのみやつこ・おおしこうちこくぞう・おおしかわちのみやつこ・おおしかわちのこくぞう)は、凡河内国を支配した国造

概要

表記

先代旧事本紀』「国造本紀」に凡河内国造とあり、その他凡川内国造大河内国造とも表記する。

祖先

  • 『先代旧事本紀』「国造本紀」では神武朝彦己曽保理命を国造に任命したとされる。
  • 『古事記』上巻では天津彦根命が凡川内国造の祖とされる。

氏族

凡河内氏(おおしかわちうじ、)。天武天皇12年(683年)にに、14年に忌寸になり、後には宿禰を与えられた者もいた。

本拠

摂津国西部または河内国中部。

支配領域

国造の支配領域は当時凡河内国と呼ばれた地域、後の河内国和泉国摂津国に相当する。ただし同国内には三野県主、茅渟県主、猪名県主、志幾県主、紺口県主、三嶋県主など複数の県が置かれており、支配領域が上記三国と全く同一ということではない。

現在の大阪湾を掌握していたため、渡来人を統率し、ヤマト政権においては外交に活躍していたと思われる。

氏神

河内国魂神社か。

関連神社

子孫

脚注

参考文献

  • 『國史大辭典』(吉川弘文館
  • 坂本太郎・平野邦雄『日本古代氏族人名辞典』(吉川弘文館)
  • 『日本古代人名辭典』(吉川弘文館)
  • 『日本史広辞典』(山川出版社
  • 『神道大辞典』(臨川書店)

関連項目





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