準男爵
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準男爵(准男爵、じゅんだんしゃく)、バロネット(baronet)は、イギリスの世襲称号の1つ、またそれを持つ者。従男爵(じゅうだんしゃく)とも[1]。男爵(baron)の下位、ナイト(knight)の上位に位置する[2][注釈 1]。準男爵は世襲称号の中では最下位で、貴族ではなく平民である[4]。貴族院にも議席を有さない[5][6]。
注釈
- ^ ただしナイトのうち、イングランド最高勲章のガーター勲章(ガーター騎士団)、スコットランド最高勲章のシッスル勲章(シッスル騎士団)、アイルランド最高勲章の聖パトリック勲章(聖パトリック騎士団)の各ナイトよりは下位となる[3]。
- ^ 自身も準男爵を父から世襲していた政治家サー・ロバート・ピールは『こうした欲深さには驚かされる。(このままでは)空虚な名称に気品を感じなくなるのではないか』と危機感をあらわにしている[5]。
出典
- ^ 『バロネット』 - コトバンク、『爵位』 - コトバンク
- ^ a b c 君塚直隆 2004, p. 242.
- ^ a b c d e f g h i j k l m Heraldic Media Limited. “The Baronetage” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2019年12月24日閲覧。
- ^ 小川賢治 2009, p. 90.
- ^ a b c d e f g スレイター, スティーヴン 著、朝治 啓三 訳『【図説】紋章学事典』(第1版)創元社、2019年9月30日。ISBN 978-4-422-21532-7。
- ^ 神戸史雄 2005, p. 100.
- ^ 松村赳 & 富田虎男 2000, p. 57.
- ^ 仲丸英起 2015, p. 67.
- ^ 仲丸英起 2015, p. 67-68.
- ^ a b 仲丸英起 2015, p. 68.
- ^ 小川賢治 2009, p. 100, 君塚直隆 2004, p. 241-242, 仲丸英起 2015, p. 68
- ^ a b c d e f g “Baronet”. 1911 Encyclopædia Britannica. 2019年12月24日閲覧。
- ^ a b 仲丸英起 2015, p. 69.
- ^ a b 仲丸英起 2015, p. 70.
- ^ a b c 仲丸英起 2015, p. 71.
- ^ 仲丸英起 2015, p. 71-72.
- ^ , 松村赳 & 富田虎男 2000, p. 57, 仲丸英起 2015, p. 72
- ^ a b c d 仲丸英起 2015, p. 72.
- ^ 小川賢治 2009, p. 100.
- ^ a b c 君塚直隆 2004, p. 243.
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