全国ニュースとしての変遷
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「ニュース・パレード」の記事における「全国ニュースとしての変遷」の解説
1959年5月1日に放送を開始。開始当初の放送時間は18:30 - 19:00で、番組タイトルは、放送開始の3週間前(4月10日)に当時の皇太子であった明仁親王(後の第125代天皇、現・上皇)と正田美智子(現・上皇后)の御成婚パレードが催されていたことに由来する。「ニュース・フラッシュ」「今日のハイライト」「ニュースの目」「産業ニュース解説」などのコーナーを構成することによって、放送開始からおよそ2ヶ月半で、同じ時間帯に他局が放送していた番組に聴取率で水を開けるまでになった。 1964年東京オリンピックの開催期間中(10月10日 - 24日)には、『ニュースパレード ‐ 今日のオリンピック ‐ 』というタイトルで18:30 - 18:50に放送。以降も18時台での放送を続けていたが、1975年10月6日から放送時間を22:30 - 22:50に移動した。 番組開始から1978年4月2日までは、文化放送のみ毎日、ネット局では日曜以外の曜日に放送。文化放送と大半のネット局では、15分間の全国ニュースの後に5分間のローカルニュースを組み込んでいた。また、後述する事情から、1978年4月3日以降は『ニュースパレード〜今日のニュースから』と改称した。その一方で、当番組を放送していた平日の夕方には、地方の話題を伝える番組『あの町・あの人・この話題』を放送。当番組を放送していない毎日放送・東北放送でも、ネット受けを実施していた。 1980年10月4日放送分で、22時台および土曜日の放送を終了。同月6日(月曜日)から、平日の放送枠を現在の17時台に移したため、「今日のニュースから」というサブタイトルを付けなくなった。ただし、文化放送と一部のネット局(ラジオ大阪・九州朝日放送・ラジオ沖縄)では、1987年3月までは大相撲本場所期間中のみ当該時間帯で『大相撲熱戦十番』(幕内中入後の取組中継)を実施。そのため、上記4局では当番組を休止(代替措置としてスポットニュースを中継の冒頭へ挿入)したが、他のネット局には文化放送からの裏送り方式で当番組を放送していた。 1987年3月の大相撲春場所中継を最後に『大相撲熱戦十番』が終了してからは、本場所の期間中も、ネット全局で当番組を同時に放送している。ただし、日本プロ野球(NPB)レギュラーシーズン(年度上半期)中の平日(主に祝日)に文化放送やネット局でNPB公式戦のデーゲーム(または薄暮ゲーム)中継を実施する場合には、中継カードの展開に応じて、『大相撲熱戦十番』の放送期間と同様に裏送りで対応することがある。 令和時代の初日に当たる2019年5月1日(水曜日)放送分で、放送開始から60年に到達した。ただし、その前日(平成時代最後の日)であった4月30日(火曜日)には、当番組の時間帯に第125代天皇・明仁の退位の礼が皇居で執り行われたため、文化放送では『特別番組・平成とは』(15:30 - 17:50)を放送。ネット局でも、16:30 - 17:30に同番組を放送するか、TBSラジオ制作の報道特別番組(16:50 - 17:30)のネット受けを実施したため、当番組の放送を全局で休止した。このような事情から、平成時代の最終放送は4月29日(月曜日・昭和の日)になった。
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