入營とは? わかりやすく解説

にゅう‐えい〔ニフ‐〕【入営】

読み方:にゅうえい

[名](スル)兵役義務者または志願兵が、軍務に就くために兵営にはいること。


入営

作者浅田次郎

収載図書歩兵の本領
出版社講談社
刊行年月2001.4

収載図書歩兵の本領
出版社講談社
刊行年月2004.4
シリーズ名講談社文庫


入営

読み方:ニュウエイ(nyuuei)

太平洋戦争前、徴兵検査合格した兵役義務者および志願により兵籍編入される者が、初め兵営にはいったこと

季節

分類 人事


入営

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/26 06:21 UTC 版)

入営(にゅうえい)は、兵役義務者または志願によって兵役に編入される者がその服役のためにはじめて兵営にはいることである。

大日本帝国の場合

海軍兵はまず海兵団にはいるから入団という。現役兵は入営し在営するにおよんで軍事上の勤務に服する。

入営は陸軍大臣および海軍大臣のさだめるところによる。

入営期日

一般現役兵の入営期日は徴集年の翌年1月10日が通常であるが、兵種もしくは師団によって期日を異にし、あるいは期をわかちて入営させるものがある。すなわち近衛第19第20の各師団、台湾および独立守備隊の歩兵は12月1日と6月1日との2回に入営し、第19師団の各兵科(歩兵電信兵および輜重特務兵をのぞく)は12月10日に入営する。

輜重兵特務兵は4期もしくは5期にわかちて入営し、看護兵および磨工兵は1月10日(第19師団は12月10日)、補助看護兵は内地各師団(第7師団をのぞく)は9月1日、第7師団は8月1日に入営する。

なお、入営の際に必需品を入れた袋を、陸軍では奉公袋、海軍では応召袋といった[1]

入営延期

同一家族から2人以上現役兵として同時に在営するため家事上支障あるときは、1人の在営期間中他の者の入営を延期することができ、現役兵として入営すべき者が疾病その他避くべからざる事故により入営しがたきとき等には31日以内(兵種によりその期間を別に規定する)入営を延期する[要出典]

なお、1931年、入営または応召者の職業の保障のため入営者職業保障法が制定された。

脚注

  1. ^ 北村恒信著 『戦時用語の基礎知識』 光人社NF文庫、2002年、114頁

入営

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 02:30 UTC 版)

久保克彦」の記事における「入営」の解説

1942年昭和17年10月1日久保松江陸軍西部64部隊入隊した。そこで7か月基礎訓練受けた後、1943年昭和18年5月久留米第一陸軍予備士官学校入校同年8月ひと足先に美校卒業し大陸へ出征していた親友原田新は、ニューギニアへ向かう途中輸送船米軍機攻撃受けて亡くなった士官学校卒業後、自身大陸へ出征することになった久保は、発つ直前原田家訪ねて、新の部屋こもってレコードをずっと聴いていたという。 1944年昭和19年6月久保は、中国湖北省湖北省当陽県育渓河に駐屯する39師団歩兵232連隊第6中隊見習士官として着任し、そこで初年兵補充兵訓練する教育隊長の任務あたった7月18日夜明け前第六中隊守備する尚河砦文哨の前方八路軍100人ほどが移動しているとの情報受けて教育隊非常呼集かかった教育隊中隊本部からなる20名の小隊編成され久保小隊長として斥候出撃した。同隊にいた政伍長証言によると、明け方になって目的地到着して敵影確認できなかったため部隊転進始めると、直後に南の山稜から銃声響いた振り返ると最後尾にいた久保倒れており、頭部狙撃され戦死した

※この「入営」の解説は、「久保克彦」の解説の一部です。
「入営」を含む「久保克彦」の記事については、「久保克彦」の概要を参照ください。

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