入営・出征とは? わかりやすく解説

入営・出征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 04:58 UTC 版)

村野弘二」の記事における「入営・出征」の解説

1943年昭和18年12月1日付で、第十六師団 中部第四十二部隊京都 伏見区深草 直違橋片町 中部第三十七部隊内)に入営入営の日の様子を、見送りに来た加藤進次のように『おおとり』に書いている。 たしか十二月三日頃彼が京都伏見通信隊へ入隊出発の日、海軍入隊十二月十日である私は彼の家へ見送り行った。彼は電蓄のある応接間にいた。表門にはそろそろ国防婦人会隣保人々集まり始めていた。彼は最後に一枚レコードかけ目閉じて聴き出した。やがて表門村野弘二歳の声が始まり家の人も出発時間知らせに来た。彼は目を開け立ち上がりそのレコード途中で止めて「これでええんや」と言って笑った。私は思わず彼の手を握りしめた・・・・彼とはこれが最後であった入営後、甲種幹部候補生合格。翌1944年昭和19年5月伍長階級東京陸軍通信学校神奈川県 相模原市)に入学。同9月末、繰り上げ卒業出征相模原から下関に向かう列車の中で、家族あての長い手紙書いている(写本のみ現存)。すでに南方への輸送船米軍の攻撃により激減しており、一行は約1ヵ月下関滞在この間、貞朗は宿舎になっている旅館に弘二を訪ね、同じ部屋で1泊した10月下旬、弘二は門司から出航する

※この「入営・出征」の解説は、「村野弘二」の解説の一部です。
「入営・出征」を含む「村野弘二」の記事については、「村野弘二」の概要を参照ください。

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