使命と活動
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世界の医療団の第一の使命は「治療する」こと。国籍、民族、宗教、思想、人種などのあらゆる壁を乗り越えて世界中の最も弱い立場にある人々を救う目的で活動を続けている。その援助対象は、自然災害・武力紛争・政治的抑圧などの犠牲者、疾病(風土病、伝染病、エイズ)に苦しむ人々、難民、避難民、少数民族、ストリートチルドレン、医療から除外された全ての人々など多岐にわたる。 世界の医療団の第二の使命は「証言する」こと。正義のない治療はなく、社会の掟のない持続的援助はあり得ない。効果的にその支援活動を実施するべく、世界の医療団は医療を超えた「証言」という手段に訴えている。いかなる政治的・イデオロギーにも拠らない独立した立場において、医療へのアクセスの妨げとなっているもの、人権や尊厳を侵害するものを、医療を通じて証言している。さらに、単に医療に留まらず、医療アクセスの障害となっているもの、人権ならびに人間としての尊厳の侵害を証言し、世論に訴えるアドボカシー活動も世界の医療団の重要な使命のひとつである。
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使命と活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 22:57 UTC 版)
「メモリアル (人権団体)」の記事における「使命と活動」の解説
ソ連崩壊後の1991年12月にメモリアルは「歴史、教育、人権、慈善」活動をおこなう団体、インターナショナル・メモリアルとして再出発した。1992年の憲章によると、メモリアルは以下のような目標を掲げている。 成熟した市民社会と法の支配に基づく民主主義を推進し、全体主義への回帰を防止すること。 民主主義と法の価値に基づく国民の意識の形成を助け、全体主義的な思考と行動のパターンを排除し、日常の政治と公的生活において人権を確固としたものにすること。 歴史的過去についての真実を促進し、全体主義体制によっておこなわれた政治的弾圧の犠牲者の記憶を永続させること。 メモリアルのオンラインデータベースには、ソ連での政治的弾圧の犠牲者の詳細が含まれている。第5版では300万人以上の名前が登録されているが、メモリアルは75%の犠牲者がまだ特定され記録されていないと推定している。 メモリアルは収容所の犠牲者のために法的・経済的な支援を組織している。また、政治弾圧の歴史に関する調査をおこない、その結果を書籍や論文、展示会、博物館、加盟団体のウェブサイトなどで公表している。
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