作品内での役回り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:53 UTC 版)
「ロイヤルナイツ (デジタルモンスター)」の記事における「作品内での役回り」の解説
概要で述べたような理由から、設定上ロイヤルナイツであるデジモンでも、作品中でロイヤルナイツであるとは限らない。 「正義の味方」として登場することもあれば、悪役としての登場も多い(特に「ロイヤルナイツ」として登場する場合)。アニメ・漫画作品ではデジタルワールド自体を滅ぼそうとしていた『フロンティア』を除くと絶対悪とは言えないが、アニメ・漫画に登場したロイヤルナイツのうち、アルファモン以外は全て敵役として主人公側と対峙している。 テレビアニメ『デジモンフロンティア』(放送年:2003年) 終盤(第38話から第47話)にロードナイトモン・デュナスモンの2体が登場。ルーチェモンに忠誠を誓い、その復活のためデジタルワールドの全土のデジコードを奪っていく。他にもメンバーがいるかのような台詞があるが、第17話のアキバマーケットの武器防具店内でワンカットだけ登場したデュークモン以外は未登場。 初登場時、バロモンは「ロイヤルナイツは正しき心を持つはずだ」と言及していたが、劇中では2体とも一貫してデジタルワールドそのものを破滅させようとする絶対悪として描写されていた。本来はデジタルワールドの守護を任務とするロイヤルナイツが何故デジタルワールドを滅ぼそうとした理由は不明のままである。 『デジモンクロニクル』(2003年に発売された携帯ゲーム機『デジモンペンデュラムX』のバックグラウンドストーリー) オメガモン・デュークモン・アルファモンが登場。イグドラシルの「プロジェクトアーク」により、Xプログラムで死なずにそれを取り込みX抗体を作り出し、X進化を遂げたデジモンたちを異分子とみなし排除行動を展開した。このXデジモンたちの排除はイグドラシルの命令だが、忠実に動いたと思われるのはオメガモンのみであり、デュークモンはXデジモンたちを試すような行動をしていた。他のメンバーは何をしていたのか不明である。 テレビスペシャル『DIGITAL MONSTER X-evolution』(放送年:2005年) オメガモン・デュークモン・マグナモン・ロードナイトモン・アルファモンが登場(ロードナイトモンは声のみの登場)。 本作のストーリーはデジモンクロニクルを基にしており、ロイヤルナイツの役回りも上述の通りである。 テレビアニメ『デジモンセイバーズ』(放送年:2007年) 第39話にてクレニアムモンが登場。また、第40話でスレイプモン・デュークモン・オメガモン・マグナモン・デュナスモン・ロードナイトモン・アルフォースブイドラモンが登場し、第43話でドゥフトモン(本作が初登場)が登場。ただし、アルファモンは後期OPにシルエットだけ登場し本編には未登場。 「デジタルワールドの神」であるイグドラシルに仕え、守護する存在。彼らの主君であるイグドラシルが「人間界との度重なる干渉により、デジタルワールドと人間界が相互消滅の危機に陥ったため、デジタルワールドを守るために人間界を消滅させる」と決定・指令し、それを受けて人間界の各地で破壊活動を展開したため、主人公である大門大(マサル)たちと対立する。 アニメ化作品では最もロイヤルナイツが出揃っている一方で、初登場が4クール以降で一体一体は大きく扱われなかった。クレニアムモン・スレイプモン・デュークモン以外はそれほどクローズアップされず、主人公と敵対する側なので酷い扱われ方をされた者も少なくない。 デュークモンをはじめ、オメガモン・マグナモン・アルフォースブイドラモンなど過去作品では主役であったデジモンも本作では明確に人間の敵として描かれているが、途中で倒されたロードナイトモンとドゥフトモン以外は後にイグドラシルに反旗を翻し、人間界とデジタルワールドの両方を救おうとする大たちに加勢している。 テレビアニメ『デジモンクロスウォーズ』(放送年:2010年から2012年) 第1期から第2期『悪のデスジェネラルと七つの王国』ではオメガモンとエグザモンがデジメモリに封印された守護騎士団の一員として登場し、第3期『時を駆ける少年ハンターたち』では歴代シリーズの主人公たちのパートナーが進化した姿としてマグナモンとオメガモン(前述とは別個体)とデュークモンが登場している。 漫画『デジモンクロスウォーズ』(作:中島諭宇樹 / 『Vジャンプ』にて2010年から2012年まで連載) アルフォースブイドラモン(第13話から登場)・デュナスモン・ロードナイトモン・クレニアムモン・ドゥフトモン(4体は第16話から登場)が作中に登場。また設定上およびWeb漫画や単行本第4巻に収録されているオマケ漫画「ばぐら家の横顔」にオメガモン・スレイプモン(単行本第4巻のイラストのみで登場)・デュークモン・マグナモン・エグザモン・アルファモンも登場。 勢力としてのロイヤルナイツが完全な主人公側の味方として登場した作品は2022年時点でも本作が唯一である。 ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース』(発売年:2015年) オメガモンからジエスモンまでの全員が登場。ドゥフトモンをはじめとする「イーターがデジタルワールドを滅ぼした原因は人間にある」として人間界を滅ぼそうとする勢力と、オメガモンをはじめとする人間界を守ろうとする勢力に分かれて対立することとなる。
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